実シーンを想定した使い勝手を検証
出先での作業はどういうものになるのかを考えてみると、大きく2つのパターンがあるだろう。ひとつは、空き時間にちょっとした作業をしたい場合。約束まで少し待ち時間があるので、休憩がてら軽く資料を見直したり、別件の連絡を済ませたりしたいといったものだ。Wi-Fiや電源が利用できるカフェに入るというのが定番ではないだろうか。
多人数用の大きなテーブルもあるが、よほど空いていない限りは一人で利用するのは避けたいため、基本的に小さなテーブルとなる。本格的な作業をするには向いていないが、ちょっとしたチェックや連絡であれば問題ない。
電源のあるカウンター席で試してみたが、モバイルモニターを斜めにすれば一人分の空間で収まった。ありがたかったのは、ケーブル1本で接続が終わること。素早くセッティングできるというのはもちろんだが、狭いテーブルの上がごちゃごちゃせず、スッキリまとめられたのが大きい。当然片付けるのも簡単だ。
また、内蔵スタンドは角度を急にすると奥行きが小さくなるため、壁際近くに設置できたというのも使いやすく感じたポイントだ。
もう1つのパターンは、現地での作業があらかじめ決まっていて、席が用意されている場合だ。例えば展示会の取材。広めの机と電源があり、腰を据えてガッツリ作業できる時は、モバイルモニターによる2画面表示が本領発揮だ。
よかったのは、非光沢液晶となるため、天井照明の映り込みが気にならないこと。使いやすい角度にすると映り込み、映り込みを避けると見づらい、といったことがないのは素直に使いやすい。また、それでいて発色が良く、手早く写真の色調整やチェックをしたい時に役立つと感じた。
もちろん色味は機種にもよるし個体差もあるので、MB16FCが必ずしも正確とはいえない。しかし、複数機器で色のチェックができれば、明らかにおかしな色になることは避けられる。
しっかり席があるという話でいうと、出張先のホテルで作業する場合も含まれるだろう。据え付けのテレビで2画面表示して作業するのもアリだが、テレビが遠くて作業しにくい、HDMI入力端子に手が届かないといったことが考えられる。こういった場合でも、モバイルモニターがあれば確実に2画面にできるというのが強い。
おもしろいのは、MB16FCなら双方向のパワーデリバリーに対応していること。ノートPCから電力を供給してMB16FCを使えるだけでなく、MB16FC側に電力を供給すると、その電力をノートPCに伝達して充電できるのだ。
この機能を使うと、PC側のType-Cポート消費は1つだけで、映像出力と充電とが可能になる。とくに、軽量なモバイルノートPCはインターフェースの数が限られているため、充電と映像出力でType-Cを2つ使ってしまうと、他の周辺機器がなにも接続できなくなってしまうことが多い。だからこそ、地味ながら便利な機能だと感じた。
駅などにあるボックス型のテレワーク個室も、落ち着いて作業できる場所のひとつ。狭いといってもカフェよりも広く、完全に周囲から仕切られているため、集中して作業したい時に便利だ。
テレワーク個室で試してみると、壁にはモニターが1台用意され、ノートPC1台でも2画面表示できるようになっていた。ここにモバイルモニターを持ち込めば、なんと3画面同時表示が可能となる。
これができるのも、モバイルモニターがType-Cケーブル1本で動くおかげ。ノートPCのHDMI出力はあっても1つなので、モバイルモニターがHDMI接続のみだったら無駄になってしまうところだった。
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