JARCが出張授業『未来を変える!クルマのリサイクル大作戦』を、大阪市立加島小学校で実施
JARCが大阪の小学校で出張授業。自動車リサイクルの大切さを知った児童たちの反応は?
提供: 自動車リサイクル促進センター
JARC、大阪市立加島小学校で出張授業
大阪市淀川区加島は、兵庫県尼崎市にほど近い、大阪府西部の県境付近に位置するエリア。大阪市立加島小学校は、企業のロジスティクス拠点や食品加工工場、数多くの住宅の中に立つ、1937年創立の歴史ある小学校です。
2026年初頭、公益財団法人自動車リサイクル促進センター(JARC)は、自動車のリサイクルにまつわる知識を講座形式で小学生に伝える出張授業『未来を変える!クルマのリサイクル大作戦』を加島小学校で実施しました。
この日の授業は、JARCが2025年後半から全国各地で続けてきた出張授業の、今年度の最終回。北は北海道、南は沖縄、東京、広島、本当に色々な場所で授業を実施しました。
そうした経緯もあり、JARCの皆さん、そして司会の田中さん、角川アスキー総合研究所の運営スタッフのチームプレイも洗練されていて、授業は非常にスムーズに進行。
この出張授業プログラムのベースとなった学習まんが『僕とクルマの大冒険~自動車リサイクルの謎に迫る!~』の読み聞かせ、JARCによるクルマのリサイクルに関する講座、廃車から出た資源に触れる体験コーナー、知識を確認するクイズ、総括してのレポートなどを2時間に詰め込んだ盛りだくさんの内容ですが、児童たちははじめから終わりまで、楽しみつつも、しっかりと集中を保っている様子でした。
悲惨な事件を通じて知る、環境保全の重大さ
環境保全に対して大きな役割を果たす、日本の自動車リサイクル制度を運営・整備するJARC。出張授業では、必ずとある事件に触れます。それは、1970年代から香川県豊島に大量の残業廃棄物が投棄され、自然環境を大きく損なってしまった「豊島事件」です。
この事件では、自動車のシュレッダーダスト(廃車を細かく刻んだ廃棄物)も大量に投棄されたとされており、その量はなんと90万トン以上。廃棄物の撤去が完了したのは、2010年代に入ってからだといいます。国内最大の不法投棄事件とされるだけあって、その解消には長い年月を要しました。
いや、正確には解消というよりも「廃棄物の撤去が済んだ」と言うべきかもしれません。一度破壊された環境が元に戻ることはないからです。JARCの伊藤さんが授業内で「この事件ではたくさんの生物が死んでしまい、周辺の環境もひどく汚されてしまいました」と語ったときの、児童たちの寂しそうな目線が忘れられません。
この事件は、国内のシュレッダーダストの処理にまつわる規制を整備することにつながり、99%(※)とも言われる現在の国内の自動車リサイクル率の高さにも影響することとなりました。
※数値は公称
授業内では、こうした事実を取り上げながら自動車リサイクルの重要性や、リサイクルの種類(中古車としての再販売・資源としての活用・燃料としての再利用)、実際に自動車がリサイクルされる具体的な過程のほか、国内の自動車にまつわる数値的なデータなども紹介されました。
なんと、日本国内では現在およそ8000万台もの自動車が走っており、そのうちおよそ300万台ほどは毎年廃車になるのだそうです。自動車リサイクルの重要性がよくわかる数字です。
「どう活かしていくか、それが大切」
前述のように盛りだくさんのプログラムで実施された出張授業。児童たちは最後に思い思いの感想をまとめます。「クルマのごみの量がすごいことがわかった」「細かく分解できることに驚いた」「燃料として使われることは知らなかった」など、それぞれに発見があった模様。
この日の授業は総合学習の一環として実施されました。クラスを受け持つ教諭は、最後の締めくくりとして、児童たちにこんな風に語りかけました。
「今日ここで学んだことを、皆さんがこれからの生活の中で、どんな風に活かしていくか。それが大切なことだと思います。今日教室に帰ってから、よく考えてみてください」
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