マカフィー株式会社
約3割がAIチャットボットとの関係を「意味のあるつながり」と実感する一方、その愛着が新たな詐欺リスクの温床に

オンラインのセキュリティ対策製品を提供しているマカフィー株式会社(本社:東京都千代田区)は、本日、バレンタインデーに合わせて実施した年次調査の結果を発表しました。本調査は、日本を含む7カ国に在住する18歳以上の7,000人に、ネット恋愛やロマンス詐欺に対する意識や行動を包括的に聴取し、日本の結果についてまとめました。今回の調査を通して、出会いの手段としてデジタルプラットフォームが日本で一般化している一方、新たなリスクや不信感が強まる実態が明らかになりました。背景には、人間になりすまして接触するAIチャットボットの存在や、AIと深く関係を構築する人が増えている実情があります。
主な調査結果は次の通りです。
- ロマンス詐欺の隠れた代償:若い世代を中心にオンラインでの出会いが広がりを見せる一方、その陰ではロマンス詐欺による精神的被害が後を絶たない
- AIによりネット恋愛への懸念が高まる:ネット恋愛におけるAIへの懐疑的な見方は依然強いものの、AIがもたらすリスクも増加している
- AIチャットボットへの愛着も強まる:人間とAIチャットボットの関係は変化しており、詐欺への懸念が高まっている
ロマンス詐欺の隠れた代償
マカフィーの調査によると、オンラインで恋愛相手を探した経験のある日本の回答者は20%で、昨年の29%から減少していることが明らかになりました。しかし、若年層では依然として人気が高く、25~34歳のほぼ半数(46%)は利用経験があると回答しています。具体的に利用したプラットフォームは、「SNS」(28%)、「マッチングアプリ」(26%)、「メッセージングアプリ」(16%)と、同年代が最も多い結果となりました。
一方、約4人に1人(22%)が、ネットで出会った相手から送金や金銭情報の共有を求められた経験があり、昨年の16%から大幅に増加しています。実際に金銭を失ったと回答した人は3%にとどまる一方、好意を寄せていた相手が詐欺師だと判明すると、精神的に被害を受けることが明らかになりました。被害者の87%が顕著な悪影響を報告しており、具体的には「オンラインでの行動がより慎重になった」(58%)、「オンラインで人を信用できなくなった」(29%)、「実生活の人間関係に影響が出た」(29%)、「自尊心や自信が傷ついた」(17%)など、精神的な苦痛を訴える声が多くみられています。
AIによりネット恋愛への懸念が高まる
AI技術の進化を背景に、オンライン上の出会いに対する不信感が高まっています。マカフィーの調査によると、4人中3人(76%)が、オンラインデートでAI生成画像を使用する相手を「信用しない」と回答しました。一方で、そのような相手を「信用する」と回答した人はわずか11%でした。また、半数以上(53%)は、詐欺師がAIチャットボットを使い、金銭や感情を搾取する目的で偽の恋愛関係を築く危険性を理解していました。AIを利用した恋愛詐欺への懸念は、1年前に比べて「強まった」または「変わらない」と3人中2人(66%)が回答しており、特に若年層から中年層において、その懸念が顕著に見られています。
こうしたAIへの不信感とは裏腹に、AIチャットボットの利用は拡大し続けており、それに伴うリスクも現実のものとなっています。 AIチャットボットを「少なくとも時々利用する」と回答した人は、昨年の20%から今年は29%に増加しました。特に、利用頻度の高い「毎日」または「週に数回」という回答者は8%から16%へと倍増しています。また、10人に1人以上(12%)が、オンラインでやり取りしていた相手がAIか、偽のプロフィールだったと判明した経験があると報告しています。さらに、AIは現実の行動にも影響を与え始めています。回答者の16%はAIチャットボットにデートや人間関係など、日常生活に関するアドバイスを求めて、それに基づいて行動した経験があり、35歳未満の回答者の10人に1人がデートに関するアドバイスに基づいて行動した経験があると回答しています。
AIチャットボットへの愛着も強まる
日本においてAIは、単なる実用的なツールにとどまらず、心理的な結びつきを感じる対象としても認識されつつあることがうかがえます。約3割が、AIチャットボットとの関係性を「意味のあるつながり」と捉えて、12%が「恋愛感情を抱くことは可能だ」と回答しました。この割合は35歳未満では5人に1人まで上昇しており、2%は実際に恋愛感情を抱いた経験があると回答しています。AIチャットボットが日常生活に浸透し、AIとの関係性が深まることが直ちに詐欺リスクの増加につながるとは、必ずしも言えません。しかし、「AIチャットボットと感情的な関係を築くことにより、詐欺を見逃してしまう可能性がある」と懸念する回答者の割合は、昨年の26%から67%へと大幅に上昇しており、人々の警戒心が急速に強まっていることが明らかになりました。
マカフィー株式会社 代表取締役社長 栗山 憲子は、次の通り述べています。
「オンラインで恋愛関係を求める人々を狙った詐欺はこれまでも存在しましたが、AIの登場により、実在の人物へのなりすましは、かつてないほど容易になっています。しかし、AIチャットボットが金銭的・感情的な搾取を目的とした偽の恋愛関係の構築に悪用されうるという危険性を認識している日本の回答者は、わずか半数(53%)に過ぎません。AIを活用した詐欺が巧妙化する現代において、オンライン上で自分自身を守るためには、常に警戒心と健全な懐疑心を持つことが、これまで以上に求められています。」
バレンタインデーを安全に過ごすために
マカフィーは、皆さんがオンラインで安全に人間関係を築くために以下を推奨しています。
- オンラインでやり取りする相手を慎重に見極める:急に親密さを求めてくる相手や、ビデオ通話や音声通話を避けたがる相手には注意が必要です。やりとりの初期段階で、個人情報を容易に明かすことは避けてください。
- 相手の身元を確認する:プロフィール写真を画像検索にかけ、SNSでの活動状況を確認するなど、相手が名乗っている人物が本人かどうかを確かめてください。
- 金銭の要求には応じない:理由を問わず、一度も会ったことのない相手からの金銭や個人情報の要求は、典型的な詐欺の手口です。絶対に応じないでください。
- AIとの健全な距離感を保つ:AIへの過度な依存は避け、現実世界での人間関係も大切にすることが、結果としてオンライン上の脅威から自身を守る盾となります。
- マカフィー(R) リブセーフや、マカフィー(R) トータルプロテクション、McAfee+ のような総合的なオンライン保護に投資する:これらの製品は、個人情報、プライバシー、デバイスを最大限に保護します。不審なリンクやサイト(最新の芸能ニュースをうたうものも含む)を検知・防御し、より安心してオンラインを利用できるようにします。
調査方法
2026年1月に、アメリカ、イギリス、オーストラリア、ドイツ、フランス、日本、インドの18歳以上の7,000人を対象に調査を実施しました。
マカフィーについて
マカフィーは、消費者と中小企業向けのオンライン保護のグローバル・リーダーです。デバイスだけでなく人を保護することにも重点を置くマカフィーの消費者および中小企業向けのソリューションは、常時オンラインの世界におけるユーザーのニーズに適応し、適切なタイミングとセキュリティで家族、地域社会、ビジネスを保護する、総合的で直感的なソリューションを通じて、ユーザーが安全に生活できるよう支援します。
詳細情報については、https://www.mcafee.com/ja-jp/index.html をご覧ください。
*McAfee、マカフィー、McAfeeのロゴは、米国およびその他の国における米国法人 McAfee, LLCまたはその関連会社の商標又は登録商標です。













