Anthropicは2月5日、最上位AIモデル「Claude Opus 4.6」を発表した。前モデル「Claude Opus 4.5」の性能を引き継ぎつつ、より長時間・複雑なタスクをこなせる能力を高めたモデル。100万トークンのコンテキストウィンドウをベータ版として搭載し、長文や大規模データの処理が可能になった点が特徴だ。
前モデルのOpus 4.5はコーディングやエージェント機能、日常ワークフローにおける高い性能で評価され、企業の開発現場で利用が広がっていたが、Opus 4.6ではさらに計画立案能力の向上、コードレビューやバグ修正の精度向上、複雑なタスクの持続性が強化された。内部ベンチマークでも財務(金融)向けタスクなどの高度な専門作業における優れた結果が報告されている。
ニュースリリースのなかでは企業ユーザーからの声も紹介されており、なかでも楽天AI for Business部門ゼネラルマネジャーの梶雄介氏は、Opus 4.6が約50人規模の組織をまたぐ6つのリポジトリで13件の問題を自律的に解決し、12件を適切な担当者に割り当てるなど、実際の運用でも人手を大きく省力化したことを明かしている。
新モデルは既に企業向けクラウドやパートナーサービスを通じて提供が始まっており、Microsoft AzureのFoundry、Google CloudのVertex AIなど主要プラットフォームでも利用可能だ。AnthropicはOpus 4.6をはっきりとエンタープライズ向けのAIとして位置づけ、OpenAIなど競合他社との差別化を図る。







