Figmaは2月5日、画像を編集可能なベクターデータに変換する新しいAI機能「Vectorize」を発表した。ラスター画像をワンクリックでベクター化し、Figma上で直接編集できる。AI機能が有効化されたProfessional、Organization、Enterpriseプランのフルシートユーザー向けに提供されている。
Imagine turning any image into a vector (now you actually can)
— Figma (@figma) February 4, 2026
→ Convert raster images into editable vectors
→ Simplify and control color output pic.twitter.com/aCBK7Na9o8
VectorizeはFigma DesignとFigma Drawに搭載され、背景削除やオブジェクト消去、画像拡張といった既存のAI画像編集機能群の一部として提供される。画像をドラッグ&ドロップしてVectorizeを選択するだけで、線や形状が編集可能なベクターに変換され、サイズや構成、色の調整も自由にできる。
活用例の一つは、手描きスケッチや鉛筆画のベクター化。ラフなイラストを取り込み、色数を整理したり、Figmaのカラーバリアブルを適用したりすることで、ブランドや制作物に合わせた一貫性のある素材として再利用できる。
もう一つは、手描き文字やカリグラフィの編集だ。紙に書いた文字やコラージュしたレタリングを撮影して取り込み、Vectorizeで変換すれば、文字ごとのカーブや線を細かく調整できる。背景の削除や位置調整、配色の変更も可能で、ロゴや表紙、UIなど幅広い場面に展開できる。
紙や絵の具のかすれといった質感素材をベクター化し、再利用可能なテクスチャとして使うことも想定されている。微細な不完全さを残したまま編集できるため、UIやランディングページに奥行きや人間味を加える表現がしやすくなる。
Vectorizeは、AIを使いながらも、従来のFigmaツールで最終的な調整ができる点を重視している。ツール操作に時間を取られることなく、表現や試行錯誤に集中できる設計だという。







