2026年からでも間に合う! ChatGPTやGeminiの有料プランをお勧めする理由
2026年01月09日 15時30分更新
本連載は生成AIをこれから活用しようとしている方たちのために、生成AIの基本やコピペしてそのまま使えるプロンプトなどを紹介。兎にも角にも生成AIに触り始めることで、AIに対する理解を深め、AIスキルを身に着けて欲しい。第41回はChatGPTとGeminiの無料プランと有料プランの違いを比較してみる。
2026年もAIの進化と普及は止まらず、想像を超えるようなことが実現できるようになるだろう。もうChatGPTやGeminiの無料アカウントで、チャットUIに質問や相談を入力するといったことは当たり前の使い方になっており、ビジネスシーンでは周回遅れになっている。そのまま無料アカウントでちょっと使うという状況に甘んじていると、ライバルとのAIスキルの差が広がってしまい、取り返しのつかない事態になりかねない。そこで、今回は生成AIサービスの有料プランがどのくらい便利なのかを具体的に紹介し、契約の後押しをしたい。
有料プランにすると制限が大幅に緩和し、賢いAIが使える
ChatGPTは無料版でも一部の推論モデルやDeep Researchを使えるものの、回数に制限があり、本格的に使い始めるとまったく足りない。ChatGPT Plusは月額20ドルで、GPT-5.2 Thinkingによる高度な推論が利用でき、利用回数やメモリ、コンテキストウィンドウが大幅に拡大される。タスクやカスタムGPTというChatGPTならではの便利機能や、動画生成AIのSora、そしてコーディングAIのCodexエージェントも利用できるようになる。
Geminiの無料版も一通りの機能は使えるが、Gemini 3 Flashが基本で上位モデルは回数制限がある。また、動画の生成はできない。Google AI Proは月額2900円で、Gemini 3 Proという賢いAIモデルが利用できる。画像生成AIのNano Banana Proの使用上限が増加し、動画生成AIのVeoも利用できるようになる。
ちなみに、Google WorkspaceユーザーにはGeminiが標準搭載されている。例えば、Google Workspace Standardであれば月額1600円でGoogle AI Pro相当の機能を利用できるのでお得。
徹底的な調査を自律的に行ってくれるDeep Research
有料プランで便利なのが、ChatGPT 5.2 ThinkingやGemini 3 Proなどの推論モデルを存分に利用できること。やや出力までの時間が長くなるが、賢いに越したことはない。
また、AIが自律的にインターネット上の情報を深く広く調査し、包括的なレポートを作成するDeep Researchを使えるのも見逃せない。ユーザーが検索エンジンを使って一つ一つページを開いて確認する従来の作業や、チャットボットに簡単な質問をして即答を得るのとはまったく異なる体験だ。優秀な人間のリサーチアシスタントに複雑な調査業務を依頼するような感覚に近く、市場調査や競合分析、学術的な文献調査などで大幅な時短になる。
ちなみに、Deep Researchの利用回数はChatGPTが月間25回、Geminiが1日20回となっている。Geminiの方が多いが、ChatGPTも上限に達すると軽量版Deep Researchに切り替わり、続けて利用できる。
ビジネスクオリティに進化した静止画・動画生成AI
画像生成を楽しむなら、ChatGPTは2025年12月16日に公開したGPT-Image-1.5、Geminiは2025年11月20日に公開したNano Banana Proが利用できる。GPT-Image-1.5は人物の一貫性保持に優れ、精密な編集が可能。API価格が安価で、高速動作が魅力。Nano Banana Proは日本語の描写力が正確で、インフォグラフィックや商用ビジュアルに活用できる。4Kの高解像度出力も可能だ。
どちらも、無料でも試せるものの、利用回数や解像度に厳しい制限がある。頻繁に利用するのであれば、有料プランの契約が必要になる。
動画を生成するなら、ChatGPTでは2025年9月30日に公開したSora 2が利用できる。物理法則を理解し、音声も同時に生成できる。動画共有SNSのような「Sora」アプリも公開された。また、2025年12月にはディズニーと提携し、著作権をクリアした状態で画像や動画にミッキーマウスやヨーダを登場させられるようになるのも注目ポイントだ。
Geminiでは2025年10月15日に公開したVeo 3.1が利用できる。こちらも、音声を同時に生成できる。複数枚の画像を入力し、一貫性を保持するのにも強い。映像編集ツール「Flow」も公開している。
動画も画像と同様、無料アカウントでも利用できるが、生成回数や高解像度、高度な機能は有料プランが必要になる。
ChatGPTのUI内でPhotoshopやAcrobatなどのアプリが動く
ChatGPTはApps in ChatGPT機能により、他のウェブサービスやアプリと連携することができる。すでに、AcrobatやPhotoshopをはじめ、Canva、Apple Music、Booking.com、Figmaなど、多数のサービスが対応している。こちらは無料アカウントでも利用できるが、上位AIモデルの利用制限にかかると、軽量モデルで動作する点は覚えておこう。
有料プランでは、さらに高度なデータ連携機能が利用できる。GitHubでリポジトリ管理したり、Google DriveやMicrosoft OneDrive、Dropbox、SharePointなどのクラウドストレージにアクセスできるのだ。
Googleのキラーコンテンツ「NotebookLM」が超絶便利
ビジネスパーソンならNotebookLMはぜひ活用したい。Googleが提供する検索拡張生成(RAG)技術を活用したAIノートブックツールで、ユーザーがアップロードしたPDFやGoogleドキュメント、Web記事などを情報源として読み込み、その内容に基づいてAIが要約や質疑応答を行ってくれるのが特徴。一般的なチャット型AIとは異なり、回答の根拠が指定した資料に限定されるため、ハルシネーションが抑制され、出典も明示される。
さらに、情報源を元に様々なコンテンツを生成できるのもすごい。現在はポッドキャスト風の音声解説や解説動画、マインドマップ、フラッシュカード、プレゼンスライドなど、多彩なメニューが揃っており、驚くほどクオリティの高い成果物が得られるので注目されている。
無料アカウントでも利用できるが、作成できる個数、情報源として登録できる数、そして1日に会話できる数などが制限されている。NotebookLMを使い倒すなら、有料プランが必要になるだろう。
以上が、ChatGPTとGeminiの無料版と有料版の違いとなる。どちらもフリーミアムなので、無料でもそこそこの機能を利用できるが、利用回数や機能を制限しており、活用するなら有料プランが必要になる。有料プランにもいろいろあるが、まずはその中で安い20ドル前後のプランでも十分だろう。
契約する際、年間契約だと割安になる。ただし、おすすめは月額契約だ。まずは、ChatGPTを契約したものの、NotebookLMの活用度が高まったのでGeminiにしたい、といったときに気軽に乗り換えられるようにするためだ。生成AIシーンの変化はとても激しく、今のベストが半年後に同じとは限らない。そんな時も、月額契約にしておけばロスを押さえられる。
無料の範囲でちょっとずつ利用するのはもうやめて、ChatGPTもしくはGeminiの有料プランを契約して使い倒し、AIスキルを身に着け、高めていこう。業務効率がアップすれば、月に20ドルはすぐに元が取れるはずだ。

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