本記事は週刊アスキー9月16日発売号(No.1561)からの転載です。価格などの情報はすべて当時のものとなります。
毎年どこかで発生する自然災害 明日は我が身と心得る
日頃から防災意識を高めよう
1993年の北海道南西沖地震、95年の阪神・淡路大震災、2004年の新潟県中越地震、11年の東日本大震災、16年の熊本地震、18年の北海道胆振東部地震、24年の能登半島地震と、日本は数年に一度、最大震度7を超える大規模な地震が発生し、多くの犠牲者を出してきた。
地震だけではない。台風や集中豪雨による洪水・土砂崩れを含めると、ほぼ毎年のように自然災害が発生して生活インフラが寸断し、生命が脅かされている。
災害は他人事ではなくなっている。明日にも我が身に降りかかるかもしれない。いざその時になって慌てないように、日頃から防災を意識した行動を心がけたい。今回、いざという時にすぐに持ち出せる災害セットや、日常でも災害時にも使えるフェーズフリー製品を取り上げてみた。
防災グッズを揃えるなら今! 特集
●防災の基本は3つのフェーズ「発災前」「災害発生」「災害後」 日常生活で使うものを上手に組み込んで防災に役立てる
●3.11を経験した企業が開発したアイリスオーヤマの防災セット
●ポータブル電源や実用的で安心感を生む家電編
・防塵防水ポタ電は幅広いレジャーと防災に
「Jackery ポータブル電源 1500 Ultra」
・停電すると非常灯が点くシーリング
ドウシシャ「LuminousLED TKE-Y06DXD」
・ペットの同行避難を想定した初のセット
アイリスオーヤマ「ペット用防災セット(犬用/猫用) 15点セット」
・200Wの小電力で炊飯できるのでポタ電でも利用可
ラドンナ「Toffy ミニ炊飯器」
●オフィスに備蓄したい災害用品編
・着替えの際も寝る際も使える
キングジム「縦横使える防災テント」
・床冷えを防ぐ、複数枚の連結も可能
キングジム「自動で膨らむ防災マット」
・大人三人まで横になれる防災テント
キングジム「屋根が開く防災テント」
・水なしですぐに使える簡易トイレ
キングジム「災害トイレセット(100回分)」
●日常・レジャーが防災グッズになる編
・キャンピングカーは究極のフェーズフリー
日本特種ボディー「EXPEDITION STRIKER」
・手押しするだけで膨らむエアーマット
イガラシ「ポンプインエアーマット」
・太陽光充電と食材温めシート付きのリュック
WILLTEX「WILLCOOK SURVIVE」
・テーブルになるスーツケース
エース「ace.テオフィールド」
防災の基本は3つのフェーズ「発災前」「災害発生」「災害後」
日常生活で使うものを上手に組み込んで防災に役立てる
防災には3つのフェーズがある。第1フェーズは「発災前」。この時点では災害が発生した時、できる限り被害を最小限にするために備えをする。地震対策に家具の固定、水害対策に防水バッグや土のう・止水板の用意、火災に対しては火災報知器や消化器の装備、そして保存食と水の備蓄。
第2フェーズは「災害発生時」。命の危険が迫っている時、持ち出しに時間がかけられない。備蓄品と貴重品が入ったリュック、ヘルメット、衣類など、事前に用意した持ち出しグッズを手に取り、避難所へと急いで向かう。
そして第3フェーズが「災害発生から3日間」。災害が発生し、道路などライフラインが寸断されてから支援物資が届くまで3日かかると言われている。その間、命をつなぐために水・食料・衛生の確保、そして冬は保温、夏は保冷が必要となる。
この3つのフェーズに沿って事前に備えておく必要がある。ただ、いつ起こるかわからない災害に備えるために、多くのお金を使うのには躊躇するかもしれない。そのため、最近では「ローリングストック」「フェーズフリー」という考え方が浸透しつつある。
ローリングストックは、日常的に使っている食材や日用品を長持ちするものに変え、それを多めに買い備え、使いながら減った分を補充するという方法。日常の延長にあるので食材を揃えやすいし、使いながら補充していくので消費期限切れで廃棄することもない。
フェーズフリーとは、日常的に使用しているものを、そのまま非常時にも活用できるようにする方法。たとえば、モバイルバッテリーを大容量モデルに切り替えたり、車中泊用にエアマットを購入したり、インテリア用にバッテリータイプのランタンを購入したり、カセットガスコンロで鍋を楽しんだり。食料品・日用品のローリングストックもフェーズフリーの一つだ。「備えない防災」として、非常時も使えるかどうかを考えながら購入するのは、それはそれで楽しいものだ。
地震で散乱したガラスの上を安全に歩ける
キングジム「日常で使える防災スリッパ」 直販価格4180円












