貝印株式会社
グローバル刃物メーカーの貝印株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長兼COO:遠藤 浩彰)は、2025年に販売したキッチンツールの中で、昨対比241.7%※1の売り上げを記録した「関孫六 オールステンレス 鋭角ピーラー 極刃」をはじめ、売り上げが伸長した全7商品についての売り上げとその背景をご報告いたします。

商品概要・ヒットの背景
■関孫六 オールステンレス 鋭角ピーラー 極刃
昨年比売り上げ241.7%※1を記録した商品です。
これは当社ピーラー商品の中でも人気商品である「SELECT100 T型ピーラー」に次いで高い売上金額となっております。

※1 自社出荷実績より金額前年比。
期間:2024年7月~2024年11月、2024年7月~2025年11月の国内出荷分
ヒットの背景:切れ味の良さ
「関孫六 オールステンレス 鋭角ピーラー 極刃」は、20代~60代の男女を対象にホームユーステスト調査を行った結果、「芽取りも含めて、切れ味が抜群」「キレ味が過去最高によく、にんじんの表面がつるつるになってびっくりした」「力を入れなくても非常に薄く皮がむける」といった内容のレビューが多く、切れ味に関して高い評価をいただいております。
切れ味の秘訣は、刃の設置確度にあります。食卓で使用頻度の高いにんじんや大根でのテストはもちろん、リンゴやキウイなどのフルーツ、レンコンのようなニッチな食材など多数の食材を用いて切れ味の検証を行いました。検証の結果、既存の自社製品から大きく傾けた20度に設定しました。


■関孫六 サビ消しゴム
昨年比売り上げ192%※2を記録しました。
商品特長として、包丁にキズを付けにくいサビ消しゴムで、包丁の汚れ・ちょっとしたサビ落としに便利な商品です。さらに包丁だけでなく、キッチン周りの汚れやシンクのサビや水アカ落としにも便利です。

※2 自社出荷実績より数量前年比。期間:2024年1月~10月、2025年1月~10月の国内出荷分
ヒットの背景:「包丁売場」から「消耗品売場」への転換
「関孫六 サビ消しゴム」は、当初刃物手入れ用品として「包丁売り場」での陳列を提案していました。しかし、「衛生用品売り場」への棚割り変更を試みたところ、売上が急増。
これは、本商品が包丁のサビ取りだけでなく、キッチン周りの汚れやシンクの水アカ落としにも使用できるため、新しい売場でより広いお客様に認識されたためと分析しています。日常のキッチン掃除用品を探す顧客層を取り込むことで、従来のターゲット層を超えた販売拡大に成功しました。
■蒸し器
昨年比売り上げとして、「ステンレス フリーサイズ蒸し器 18~24cm用」は125.6%※3、「むし上手1~2升用 66×66cm」は156.8%※3を記録しました。
ヒットの背景:せいろ蒸しブーム
クックパッド食トレンド大賞2025で「ワンプレートせいろ」が大賞に選ばれる※4など、「失敗しない料理」という新しい概念が広まったことで需要が高まった商品です。
※3 自社出荷実績より数量前年比。期間:2024年1月~9月、2025年1月~9月の国内出荷分
※4 参考:クックパッド https://static.cookpad.com/campaign/foodtrend/

ステンレス フリーサイズ蒸し器 18cm~24cm用

むし上手1~2升用 66×66cm
■ドーナツ型

KHS シリコーンドーナッツ型6個取ベーシック
KHS シリコーンミニドーナッツ型12個取ベーシック
昨年比売り上げとして、「KHS シリコーンドーナッツ型」は188.9%※5、「KHS シリコーンミニドーナッツ型」は144.0%※5を記録しました。
ヒットの背景:生ドーナツブーム
2024年より生ドーナツブームが起こり、その後もドーナツに関する話題が続きました。TV、動画、SNSなどで見る機会が増えたことで、実際にドーナツを作る人も増加し、結果としてドーナツ関連商材の売上にも良い影響を与えたと分析しています。
※5 自社出荷実績より数量前年比。期間:2024年1月~9月、2025年1月~9月の国内出荷分
■シリコーン保存バッグ 自立型 1000ml ベージュグレー
2025年1月に発売した新商品。
幅広い温度に対応しているので、電子レンジ、オーブン、湯煎、冷蔵・冷凍庫で使用でき、下ごしらえから加熱調理、保存までを1つのバッグで対応できる商品です。
サイズは、450ml、700ml、1000mlの3種類を展開。中でも1000mlは他のサイズに比べ262%※6の売り上げを記録しています。

※6 自社出荷実績より、450mlとの数量比。期間:2025年1月~10月の国内出荷分
ヒットの背景:時短調理
耐熱・耐冷性に優れた100%プラチナシリコーン製で、調理から保存まで幅広く使えます。くり返し使えるので環境にやさしいだけでなく、経済的な商品となっています。シリコーンバッグの中で調理から保存までこれ一つでできます。洗い物を減らし、タイパもコスパも良い商品です。
2025年は、上半期食トレンド大賞に「パックのまま調理」※7が選ばれたりと、時短・手が汚れずラク家事が叶う・洗い物も少なく済むという、使い勝手の良いキッチンツールに注目が集まりました。
実際に使い勝手の良さについてもご好評をいただいており、「口が大きく開き、溝がないため、洗いやすい」「自立するので、カレーなどの液体も安心して入れられる」などといったお声も頂いています。
※7 参考:デリッシュキッチン https://biz.delishkitchen.tv/blog/trend-ranking-2025-2026


※LDK2025年9月号「冷凍保存アイテム比べてみました!」
貝印株式会社
1908年、刃物の町として有名な岐阜県関市に創業。カミソリやツメキリなどの身だしなみを整えるツールやビューティーツール、包丁をはじめとする調理器具や製菓用品、医療用刃物など、生活に密着した刃物を中心に1万アイテムにもおよぶ商品を展開。商品の企画、開発から生産、販売、物流までの一連を行っているグローバル刃物メーカー。
本社:東京都千代田区岩本町3-9-5
代表取締役社長兼COO 遠藤 浩彰 https://www.kai-group.com
本件に関する読者の皆様からのお問い合わせ先
貝印株式会社 お客様相談室
〒101-8586 東京都千代田区岩本町3-9-5
TEL:0120-016-410(フリーアクセス・ひかりワイド)
https://www.kai-group.com













