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新電元工業が情報通信向け大容量4600Aの48V整流装置を2026年1月より商談受付開始。高変換効率で省スペース高密度化の技術潮流を支援。蓄電池連携や遠隔監視など最新トレンドにも柔軟対応。

新電元工業株式会社
2025年12月25日

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新電元工業株式会社
大容量48V整流装置4600A/2200A対応モデルを新開発。電力変換ユニット搭載数による容量調整や、設備に合わせた出力盤のカスタムにも対応。




新電元工業株式会社は、通信インフラ設備向けの「大容量48V整流装置4600A/2200A対応モデル」を、2026年1月より商談受付開始いたします。本製品は、ユニット盤2架構成で最大4600A、1架構成で最大2200Aの大容量に対応し、高信頼性が求められるルータやサーバなどのデータコム装置に適した高品質な48V電源を提供します。搭載ユニットの高変換効率を実現したことで、通信インフラ設備のさらなる省エネルギー化と高密度化に貢献します。当社製のリチウムイオン電池システムとも連携可能な蓄電池接続盤を組み込んだ構成にも対応しています。
情報通信インフラの効率を極限まで追求
クラウドサービス、AI、IoT機器などのデジタルソリューションの急速な普及拡大により、情報通信インフラの省エネ化が社会課題となっています。当社は、変換効率を極限まで追求する一貫した企業ミッションにより、電力変換効率の向上にとどまらず、情報通信インフラ全体の効率化に挑戦しています。

製品の特長

■ 高容量で省スペース化
ユニット盤2架構成で最大4600Aの高容量システムを提供します。大容量化が進むデータセンターの電力需要対応と省スペース化を両立します。
■ 出力盤など柔軟なカスタム対応
ユニット盤は2架まで構成でき、最大出力4600Aまで対応可能です。容量減の場合は、ユニット盤1架の最大2200A構成とするほか、電力変換ユニットの搭載数でも調整できます。設備に合わせて負荷出力開閉器の数量や電流容量、 配線接続端子の適合配線径や接続本数をアレンジ可能です。
■ 高変換効率でエネルギー削減
厳しい省エネ要求に対応する、AC400V入力時最高効率97%の高性能ユニットを搭載。環境負荷軽減のほかランニングコスト削減計画にも活用できます。
■ 冗長構成で運用中ユニット交換
ユニット盤に搭載される電力変換ユニットは冗長構成による運用となっており、ユニット故障時も出力低下なく、負荷への電力供給が可能です。
■ 電力使用状況を現場で可視化
系統図を模したLCD画面で入力電力や電圧電流などを確認できます。



■ 新電元製LiBシステム併用可能
48V系のバックアップとして、鉛蓄電池はもちろん、当社製のリチウムイオン電池システムと組み合わせが可能です。



製品仕様・生産

交流入力
・系統線式:三相3線式
・対応電圧:200V系統、400V系統
直流出力
・定格負荷電流:200A ×(ユニット搭載台数 − 予備ユニット台数)
構造
・ユニット盤1架構成:11台+予備ユニット1台
・ユニット盤2架構成:23台+予備ユニット1台
外形寸法(参考)
・ユニット盤:W600 × D800 × H1900 mm / 1架
設置環境:屋内据置型
周囲温度:0℃ ~ 40℃
相対湿度:30 ~ 90%RH(結露なきこと)
生産場所:新電元スリーイー株式会社(埼玉県飯能市)
発売時期:2026年1月より商談受付開始

新電元工業株式会社について




テレビや照明などの家電製品に使われているパワー半導体「ダイオード」「電源制御IC」や、自動車やバイクの「車載電装品」などを主力とするパワーエレクトロニクスメーカー。1949年に日本で創業し、世界で活躍するグローバル企業です。電源システム機器の開発体制に特化し、製品ひとつずつに最大限の高効率や最適設計を施します。情報通信インフラ向け電源ソリューション分野においては、DC48Vコンバータ・インバータ製品のほか、DC48V大容量リチウムイオン電池システムや高電圧直流システムHVDCなど、時代をアップデートする技術潮流に的確な製品技術を提供しています。

新電元工業の情報通信インフラ製品に関するお問い合わせ

新電元工業株式会社
営業本部 マーケティング部
新電元工業|公式WEBサイト

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