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大陽日酸、「Techtouch AI Hub」導入で生成AI活用を加速

テックタッチ株式会社
2025年12月17日

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テックタッチ株式会社
~シームレスな動線により、“迷わない・止めない”業務で生産性を向上~

テックタッチ株式会社は、日本の産業ガス市場でトップシェアを誇る大陽日酸株式会社が、業務システムの上に“AIのレイヤー”を構築し、日々のバックオフィス業務を支援するAIサービス「Techtouch AI Hub」を導入したことをお知らせします。導入前に実施したPoC(概念実証)では、同社が新たに導入した社内生成AIツール利用の大部分が「Techtouch AI Hub」経由となり、日々の業務の流れのなかでAIが自然に使われる仕組みとして機能することが確認されました。



■導入の背景
大陽日酸は、グループ中期計画で掲げる「新しい価値の創出につながるDX戦略」に基づく取り組みの一環として、業務のデジタル化・効率化を積極的に行っています。そのなかで社内の規定や基準に関する問い合わせ対応に多くの工数が割かれていることが課題となっていました。この課題解決のため、新たに生成AIサービスを導入したタイミングで、全従業員が負荷なく使いこなす環境整備が急務となっていました。

■導入の決め手
「Techtouch AI Hub」は、既存システムの画面上に企業内で活用している生成AIを埋め込んだ操作ボタンを配置できるため、従業員は画面遷移することなく、検索・判断補助・入力支援・自動処理といったAI機能をそのまま活用できます。これにより、従業員は申請場所が分からない場合や業務上の判断に迷う場面でも、作業を中断せずAIを活用して業務を進められます。
この「操作の流れを止めずに疑問をその場で解決できる」というリアルタイム性の高い体験は、問い合わせ対応にかかる人的工数を最小限に抑えると同時に、従業員一人ひとりの生産性と満足度を飛躍的に向上させると評価されています。

■今後の展開
まずはPoCで効果が確認されたシステムに本格導入し、順次、他の業務システムや、ユースケースを拡大していく計画です。将来的には、全従業員が日常的に「Techtouch AI Hub」を通じて生成AIを活用することで、問い合わせ対応工数の削減に加えて、判断の高度化やより付加価値の高い業務へシフトできる環境を構築し、全社的な生産性向上を目指します。

■大陽日酸株式会社 林氏のコメント
当社では全社を挙げて生成AIの活用によるDXを推進しています。しかし、新しいツールを導入するだけでは、全従業員に浸透させることは容易ではありません。「Techtouch AI Hub」は、従業員が普段使っているシステムの操作性を変えることなく、AIという新しい選択肢を自然な形で提供できる点が非常に魅力的でした。PoCの結果からも、従業員が抵抗なくAIを活用し始めていることが確認でき、今後の全社展開に大いに期待しています。これにより、問い合わせ業務を効率化するだけでなく、従業員一人ひとりがAIを使いこなし、創造性を発揮できる企業文化を醸成していきたいと考えています。

■大陽日酸株式会社について
日本の産業ガス市場でトップシェアを誇るリーディングカンパニーです。鉄鋼、化学、エレクトロニクス、自動車、医療、食品など多岐にわたる産業分野へ、酸素、窒素、アルゴンなどの産業ガスを安定的に供給し、日本のものづくりと産業の発展を支えています。また、長年培ったガス技術を応用し、プラント・エンジニアリング事業やメディカル事業など、グローバルに多角的な事業を展開しています。
大陽日酸株式会社:https://www.tn-sanso.co.jp/

■AI型デジタルアダプションプラットフォーム(DAP)「テックタッチ」について
テックタッチ株式会社は、国内No.1のDAP「テックタッチ」と、そのAI拡張機能として提供する「Techtouch AI Hub」、さらにデータ戦略AIエージェント「AI Central Voice」を通じて、企業のデータ活用と生産性向上を支援しています。Techtouch AI Hub は、業務システムの画面上で AI を自然に利用できる環境を構築し、AIチャットの呼び出しから、入力支援、規定チェック、業務プロセスの補助・自動処理まで、企業のAI活用を日常業務に組み込むための基盤です。グッドデザイン賞、経済産業省が選ぶJ-Startup認定など、受賞多数。DAPとAI技術を組み合わせ、企業のDX・AX(AIトランスフォーメーション)を加速させる総合的なソリューションを提供しています。

<テックタッチで設定したナビゲーションの例>