ソラコム、AIボット「Wisora」にハルシネーション対策機能を追加
ソラコムは、AIを活用したボット作成サービス「Wisora(ウィソラ)」に、12月16日より「ハルシネーション対策機能」を導入する。新機能は、回答生成時の情報参照範囲の厳密度を設定できる点が特長だ。
Wisoraは、社内外のドキュメントやウェブサイトを取り込み、生成AIを活用して最適な回答を提供するボットサービスである。AIやシステムの専門知識がなくても利用を開始でき、簡単な操作で質問に対して適切な回答を得ることができる。今回追加された「ハルシネーション対策機能」は、AIの回答姿勢を「推奨モード」と「厳格モード」の2種から選択できる。推奨モードは柔軟な回答を可能にし、厳格モードは読み込ませた情報のみを使用することで正確な情報提供を行うという。
情報の正確性が求められるシーンで誤回答リスクを抑えられるようになった点が、今回の機能追加の重要なポイントである。例えば、サポート業務や社内規程などでは、「厳格モード」が特に有用である。古い情報に基づく誤った回答を防ぎ、最新情報に基づく正確な案内を提供することが可能となる。また、新機能はWisoraユーザーに追加費用なしで導入され、7日間の無料トライアルでも試すことができるという。
Wisoraの利用プランには、月額40,975円の「Wisora Starter」、月額134,750円の「Wisora Pro」、見積もりベースの「Wisora Enterprise」があり、それぞれ異なる連携機能やリクエスト数が提供される。ソラコムは今後も「AIとIoTテクノロジーの民主化」を掲げ、イノベーションの推進を図っていくとしている。


