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「Core Ultra 7 255H」にRAMは64GB、SSDは2TBまで選択可能!!

16万円台でインテル最新CPU搭載で超軽量の富士通モバイルノート「FMV WU7-K3」実機レビュー

2025年12月12日 10時00分更新

文● ジャイアン鈴木 編集●ASCII

提供: 富士通クライアントコンピューティング

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 最近のスマホやノートPCはバッテリーを交換できない製品が多いのは、薄型・軽量化を追求しているためだ。

 バッテリーを交換できるようにするためには、バッテリー自体をケースでカバーしたり、開閉パネルや脱着のための固定機構を用意しなければならない。

 このように「バッテリーの交換しやすさ」と「軽さ」は両立が難しいのだが、それを絶妙なバランスで解決したのが富士通クライアントコンピューティング(以下FCCL)の「富士通 WEB MART」iconモデル、「FMV WU7-K3」iconである。

 工具不要の「セルフ交換バッテリー」方式を採用しつつ、構成によって異なるが約815~917gという軽量ボディーを実現した。

 ビジネスを止めない交換バッテリー方式と、毎日持ち歩いても負担にならない軽量ボディーを両立しているのである。

 この実機レビューは2回に分けてお届けするが、まずはスペック詳細、デザイン面の魅力についてお伝えしていこう。

「FMV WU7-K3」実機レビュー

富士通クライアントコンピューティング「FMV WU7-K3」17万4800円

CPUはインテルの最新ハイエンド2種類で
メモリー、ストレージの選択肢は豊富

 

 「FMV WU7-K3」iconは直販サイト「富士通WEB MART」で販売されているカスタムメイドモデルである。

 OSは「Windows 11 Home」/ 「Windows 11 Pro」、プロセッサーは「Core Ultra 5 225H」/ 「Core Ultra 7 255H」、メモリーは8GB/ 16GB/ 32GB/ 64GB、ストレージは約256GB/ 512GB/ 1TB/ 2TBを用意。

 プロセッサーとメモリーの組み合わせは、Core Ultra 5が8GB/ 16GB、Core Ultra 7が16GB/ 32GB/ 64GBと固定されているが、それ以外の項目は柔軟にシステム構成を変更できる。

 ディスプレーは14型WUXGAカラー液晶(1920×1080ドット、60Hz、ノングレア)の1種類のみ。兄弟モデルの「WU3-K3」であればタッチパネル対応モデルも選択可能だ。

 ディスプレー上部には標準でプライバシーシャッター付きウェブカメラを搭載。ウェブカメラについては、下記の3種類が用意されている。なお、「無線WAN」なしを選択したときのみ約500万画素ウェブカメラとなるので、慎重に選ぼう。

・約500万画素ウェブカメラ
 (プライバシーシャッター、顔認証対応)
・約207万画素ウェブカメラ
 (プライバシーシャッター、顔認証対応)
・約207万画素ウェブカメラ
 (プライバシーシャッター)

「FMV WU7-K3」実機レビュー

ボディーカラーはピクトブラックのみ

「FMV WU7-K3」実機レビュー

ディスプレーは14型WUXGAカラー液晶(1920×1080ドット、60Hz、ノングレア)の1種類

「FMV WU7-K3」実機レビュー

ディスプレー上部にはプライバシーシャッター付きウェブカメラを搭載。顔認証カメラ(IRカメラ)はあるなしを選べる

富士通らしいこだわりの詰まった最上級のキーボード
軽量ノートながら豊富なインターフェースに5Gも内蔵可能で安心

 

 「FMV WU7-K3」iconはバックライト付き日本語キーボードを搭載する。84キーの日本語配列で、キーピッチは約19mm、キーストロークは約1.5mmが確保されている。また、かな表記なしがデフォルトで、かな表記ありはプラス3000円のオプションとなっている。

 最近のモデルではプレスリリースや製品公式サイトで、FCCLのキーボードマイスターについての言及がないが、本製品のキーボードも従来モデルのクオリティー、フィーリングをしっかりと継承している。

 日本語入力の確定操作で多用する「Enter」キーも大きくて打ちやすい。快適に日本語入力できるキーボードと言えるだろう。

「FMV WU7-K3」実機レビュー

すっきりして見やすい、かな表記なしがデフォルト

 薄型・軽量ノートPCで削られがちなインターフェースも「FMV WU7-K3」iconはふんだんに搭載する。

 Thunderbolt 4(USB Power Delivery、DisplayPort Alt Mode)×2、USB 3.2 Gen1 Type-A×2(内ひとつは電源オフUSB充電機能付き)、HDMI、有線LAN、microSDメモリーカードスロット、3.5mmコンボジャックを用意する。

 ワイヤレス通信はWi-Fi 7、Bluetooth 5.4をサポート。無線WANもオプションで追加可能だ。

 しいて言えばThunderbolt 4を左右に振り分けてほしかったところだが、それ以外は不満なしの、充実した拡張性能を備えていることは間違いない。

「FMV WU7-K3」実機レビュー

本体前面と本体背面

「FMV WU7-K3」実機レビュー

右側面にはmicroSDメモリーカードスロット、USB 3.2 Gen1 Type-A、HDMI、有線LAN、左側面にはThunderbolt 4×2、USB 3.2 Gen1 Type-A、3.5mmコンボジャック×1を用意

交換できるバッテリーは2種類
稼働時間と重さで選ぼう

 

 「FMV WU7-K3」icon最大の特徴はやはり「セルフ交換バッテリー」方式の採用。サイズは308.8×209×16.3~17.8mm、重量は約865~917g。バッテリーは63Whと47Whの2種類があり、システム構成によって重量、バッテリー駆動時間は下記のように変化する。

・5G搭載/63Whバッテリー時
 約917g、約13時間(動画再生)/約36時間(アイドル)
・5Gなし/63Whバッテリー時
 約912g、約14時間(動画再生)/約37時間(アイドル)
・5G搭載/47Whバッテリー時
 約870g、約9.5時間(動画再生)/約28時間(アイドル)
・5Gなし/47Whバッテリー時
 約865g、約10.5時間(動画再生)/約29時間(アイドル)

 5Gなしで比較すると、63Wh搭載時は47Wh搭載時に対して、重量が47g増える一方、バッテリー駆動時間は3.5時間(動画再生)/8時間(アイドル)長くなる。

 100円玉10枚ぐらいの重量増で、動画再生は約133%相当に、アイドルは約128%相当に長くなるので、個人的には63Whバッテリーを選択することをお勧めする。

「FMV WU7-K3」実機レビュー

底面のパネルはふたつのスイッチをずらすだけで開ける

「FMV WU7-K3」実機レビュー

あとは手前を持ち上げるだけでバッテリーを取り外せる

「FMV WU7-K3」実機レビュー

本体の実測重量は902g。カタログspecよりかなり軽い

「FMV WU7-K3」実機レビュー

同梱される65W USB ACアダプターは、USBケーブルと合わせても実測149g。サイズは実測約35×30×47mm(プラグを除く)

 「FMV WU7-K3」iconは、工具不要で交換可能な「セルフ交換バッテリー」方式を採用しながら、約865g〜の軽量ボディーを実現したモバイルノートPCだ。

 Core Ultra 5/7プロセッサーを採用し、メモリー、ストレージは柔軟にカスタマイズ可能。縦に長い14型WUXGA液晶ディスプレー、充実したインターフェース、打ちやすいキーボードを備えており、ビジネス利用に最適な携帯性と拡張性を両立している。

 「世界最軽量」というようなわかりやすいキャッチコピーはないが、「FMV WU7-K3」iconはそのぶん真の使い勝手を重視したバランスのいい1台と言えるだろう。

「FMV WU7-K3」の主なスペック
ディスプレー 14.0型ワイド ノングレア液晶(WUXGA)高輝度・高色純度・広視野角
CPU インテル® Core™ Ultra 7 プロセッサー 255H / インテル® Core™ Ultra 5 プロセッサー 225H
グラフィックス Intel® Iris® Xe グラフィックス(CPUに内蔵)
メインメモリー 最大 8 / 16 / 32 / 64GB (LPDDR5X-840)
ストレージ SSD:256GB / 512GB / 1TB / 2TB (PCIe Gen4)
インターフェース Thunderbolt™ 4 USB4(Gen3)×2(USB Power Delivery対応、DisplayPort Alt Mode)、USB3.2(Gen1) Type-A、USB3.2(Gen1) Type-A(電源オフUSB充電機能付)、HDMI出力端子、LAN(RJ-45)、ステレオ・ミニジャック、microSDメモリーカード
サイズ/重量 308.8×209×16.3~17.8mm / 約865~917g
サポートOS Windows 11 Home 64ビット版、Windows 11 Pro 64ビット版
Office Microsoft 365 Personal (24か月版) / Office Home & Business 2024 オプション付 / なし



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