親なら知っておきたい人気スマホアプリの裏側と安全設定 第352回

iPhoneの場合はXアプリからは設定できないので注意

Xで見掛けるセンシティブ判定画像！「ぼかし」の外し方から設定方法まで教えます

Xの投稿画像に「ぼかし」が入っていること、ありませんか？

センシティブ投稿の画像を見たい場合

　Xのタイムラインで、「ぼかし」がかかった投稿を見かけたことはないだろうか。理由は「センシティブな投稿」のためだ。センシティブ投稿とはどんな投稿なのか。センシティブ投稿の画像を見る方法から設定方法までを解説したい。

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　センシティブ投稿と判断されると画像にぼかしが入り、同時に「Content warning: Sensitive content」と注意書きが出るようになる。画像を見たい場合は、「表示する」をタップするだけで見られる。なお、表示されるのはタップした画像のみであり、ほかのセンシティブ投稿はぼかし表示のままだ。

　なお、センシティブ投稿になるのは、投稿に含まれる画像が裸体または暴力などの成人向けコンテンツに該当すると判断された場合だ。しかし実際は、センシティブ投稿と判定されていても、画像を開いたらまったく問題ないものである場合も多い。

センシティブ投稿の画像を見たい場合は、「表示する」をタップしよう

センシティブ投稿設定をしよう

　センシティブ投稿の設定手順だが、iPhoneの場合はXアプリからは設定できず、ブラウザから操作することになる。

　ブラウザでXを開いてログインし、「設定とプライバシー」→「プライバシーと安全」をタップ。次に「表示するコンテンツ」をタップし、「センシティブな内容を含む可能性のあるメディアを表示する」のチェックを外すと、センシティブな投稿画像がぼかし表示になる。チェックを入れると、今後はぼかし表示になることはない。

　一方Androidの場合は、Xアプリのメニューから「設定とサポート」→「設定とプライバシー」をタップ。次に「プライバシーと安全」→「表示するコンテンツ」をタップ。「センシティブなメディア」をタップし、「露骨な暴力」「成人向けコンテンツ」「その他」からセンシティブ設定を解除したい項目を選ぶ。

　「表示しない」にチェックすると、今後は該当する画像などがぼかし表示になり、逆に「すべて表示」にチェックすることで、ぼかし表示になることがなくなる。

iOSでの設定。「プライバシーと安全」→「表示するコンテンツ」をタップ

「センシティブな内容を含む可能性のあるメディアを表示する」のチェック欄でオンオフを切り替えられる

自分の投稿がセンシティブ判定されないようにしよう

　自分の問題ない投稿が、センシティブ判定されてしまった方もいるかもしれない。そのような場合は、以下の設定をすると良いだろう。

　「設定」→「設定とプライバシー」→「プライバシーと安全」をタップ。次に「あなたのポスト」をタップし、「あなたがポストする画像/動画はセンシティブな内容を含むものとして設定する」をオフにしておこう。

1. 「設定」→「設定とプライバシー」をタップ

2. 「プライバシーと安全」をタップ

3. 「あなたのポスト」をタップ

4. 「あなたがポストする画像/動画はセンシティブな内容を含むものとして設定する」をオフにしよう

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著者紹介：高橋暁子
　ITジャーナリスト、成蹊大学客員教授。書籍、雑誌、Webメディアなどの記事の執筆、監修、講演などを 手がける。SNSや情報リテラシー教育に詳しい。『スマホで受験に失敗する子どもたち』（星海社新書）、『若者はLINEに「。」をつけない　大人のためのSNS講義』（講談社α新書）、『ソーシャルメディア中毒』（幻冬舎）など著作多数。テレビ、ラジオ、新聞、雑誌などメディア出演も多い。公式サイトはhttp://akiakatsuki.com/、Twitterアカウントは@akiakatsuki