ファーウェイ通信 第256回
ヒットモデルの第2弾が早くも登場 デザイン進化でさらに着け心地アップ!
着け心地良すぎ!な耳たぶに挟むイヤーカフ型イヤホンがさらに進化 「HUAWEI FreeClip 2」をいち早く詳細レビュー!
2025年12月12日 11時00分更新
さらに軽量! 着けた際の軽快感がさらにアップしたデザイン
ケースも小型化して持ち運びしやすく
まずは、HUAWEI FreeClip 2のデザイン面から。
U字型のクリップ部分「C-bridge(C-ブリッジ)」、球体のパーツ「アコースティックボール」、豆のような形状のパーツ「コンフォートビーンズ」という3つの主要パーツで構成されるデザインは、前モデルと同様。その上で、イヤホン単体(片耳)での重量が約5.1g(前モデルは約5.6g)と軽量化され、明らかに違いを感じさせる軽い装着感となった。
細部も見ていこう。C-ブリッジは、本体内部は高性能な形状記憶合金なのは変わらないが、その上に肌に優しい液体シリコンが使われており、長時間の使用でも快適度が増した。折り曲げテストは2万5000回以上をクリアしているそうで、単純計算でユーザーが1日10回着け外ししても3年間以上は耐えられる計算なので、実利用上は問題ないはずだ。
また、アコースティックボールとコンフォートビーンズの部分もそれぞれ小型化され、装着時の安定性がアップしている。
イヤホン本体だけでなく、充電ケースも小型化したのでチェックしてほしい。イヤホン本体を重ねる形で収納することで、スペースを効率化。前モデルと比較して、大幅な小型化を実現している。これによってイヤホンを収めるのに手間がかかるということも、もちろんないので安心してほしい。
小型化を果たしながらも、バッテリー持ちが短くなっては話にならないが、そんな心配は必要ない。バッテリー持続時間は充電ケース併用で最大38時間と前モデルから2時間アップ。イヤホン単体では最大9時間と、こちらも1時間延びている。急速充電もサポートしており、約10分間の充電で最大3時間の音楽再生が可能。ビデオ会議が連続するケースでも、会議と会議の間の休憩時間である程度の充電が期待できる。
なお、カラバリは爽やかな印象のブルーと、今回試用したブラックの2色。充電ケースはデニムのような肌触りの表面加工がされていて、手にした際に滑りにくく、ついうっかりで駅のホームから転落……といった悲劇が防げるほか、単純に持っていて心地よいのもいい点だ。
音質ももちろん向上
オープンイヤー型とは思えないパワフルなサウンドで低音に注目!
サウンド面では、ファーウェイの独自技術であるデュアル振動板ドライバーを搭載。スピーカー部の両端に振動板を置く構造で、音量が向上し、体感での音圧も向上。より迫力のあるサウンドを実現している。
特に、オープンイヤー型ではどうしてもサウンドが“軽い”印象を持つ読者も多いかもしれないが、駆動力が前モデルの2倍にアップしたことでその印象を覆してくれる。実際に音楽を聞いてみても、小型の本体からは想像できないほどの迫力と深みを持った低音を感じることができた。これなら本格的な音楽リスニングにも使えると思えた。
進化した新世代チップセットを搭載することによる
クリアな通話、オートでの音量調整、落下検知センサーといった優秀な機能
使い勝手や細かな機能面では、前述したようにチップセットの強化によって、大きく強化されている。オーディオチップセットにNPUプロセッサーを搭載することで、演算能力が向上。より強力かつ繊細な処理が可能となった。
その処理性能で具体的な向上点を挙げよう。たとえば、通話ノイズリダクション。オープンイヤー型はビデオ会議も便利と紹介したが、当然その際はイヤホンに搭載されたマイクの性能も問われることになる(マイク性能が低い参加者がいると、ビデオ会議が途端に不快なものになることは本記事の大半の読者が体験済みだろう)。
その点、HUAWEI FreeClip 2はデュアルマイクとVPU骨伝導マイク、さらにNPUプロセッサーを組み合わせることで、ユーザー(装着者)の話し声と周囲のノイズを正確に識別。ノイズはしっかり除去して、ユーザーの声だけをクリアに通話相手に届けてくれる。
新搭載の「リアルタイム音量調整」機能も、新チップセットの性能によってもたらされたものだ。これはその名のとおりに、自室のように周囲が静かな場所では音量を小さく、電車の中や繁華街などの騒がしい場所では音量を大きくという具合に、周囲の状況を認識して自動で音量を調整してくれる機能だ。オープンイヤー型イヤホンでは、周囲が騒がしいとサウンドを聞き取りづらくなるため、頻繁に音量調整をすることも多くなりがちだが、この手間をなくしてくれるというわけだ。
オープンイヤー型で気になるもう1つの要素として音漏れもある。HUAWEI FreeClip 2では前モデルに続いて、逆音波システムによってこの問題を解消している。仕組み的には一般的なアクティブノイズキャンセリング機能の反対方向の機能と言え、ユーザーが聴いている音を確実に認識し、耳の外側に向けて、それを打ち消す逆位相の音を出すことで音漏れを抑えることが可能になっている。

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