金融大手バンク・オブ・アメリカが、ビジネスアナリストへの給与未払いを巡って集団訴訟を起こされた。訴訟は2025年10月23日、北カロライナ州の連邦裁判所に提訴された。原告は同社のジャクソンビル施設や在宅勤務で働いていた元従業員のタヴァ・マーティン氏だ。
マーティン氏は派遣会社を通じて同社に雇われ、フルタイムで業務をこなしていたが、シフトの前後にパソコンを起動し、VPN接続や複数パスワードの入力、セキュリティトークンの取得に15〜30分かかる作業を“無給で強いられた”と主張。これらの作業は労働省のガイドラインで「主な職務活動」の一つと見なされ、報酬対象になるはずだとしている。
マーティン氏は、同様の境遇にある現役・元アナリストを代表して、過去3年間のバックペイと、損害賠償を求めている状態だ。会社側の反論や最終的な判決・和解の有無についてはまだ明らかにされていない。













