VTuber事務所「Vivid V」を運営するLinkUpが11月5日、経営破綻に伴い倒産手続きの準備に入ったことを発表した。代表取締役の西口昇太朗氏が会社資金の私的流用を含む経営不祥事を認め、破産申立てを進めていると明らかにした。
同社はタレントマネジメント事業を中心に展開していたが、資金繰りの悪化により事業継続が不可能になったという。ファンクラブサービスは全会員を対象に即日強制退会処理を実施し、11月1〜5日に実施された決済については返金対応をすると説明した。グッズや通販商品の未発送分・返金対応についても、弁護士の指導のもとで順次進める方針だ。
西口氏は別途発表した「ご報告とお詫び」の文書で、会社資金の私的流用をしていたことを認め、「経営者としての認識の甘さと怠慢が招いた結果」と謝罪した。流用金額は弁護士や税理士を交えて確定作業を進めており、個人として弁済手続きをする意向。
西口氏は「会社を信じ、支えてくださった皆様の信頼を裏切るものでした」と述べ、「どのような言葉を尽くしても許されるものではない」と謝罪している。













