日産自動車が10月29日、新型「エルグランド」を先行公開した。約15年ぶりのフルモデルチェンジとなる。2026年夏発売予定。
「リニアモーターカー」をデザインコンセプトに、現行車よりひとまわり大きなボディを持ちながら、空力と静粛性を重視した流麗なスタイルに仕上げた。フロントグリルには日本の伝統工芸「組子」のモチーフを取り入れ、ボディサイドは日本庭園の“間”と“整”を意識した立体構成を採用した。
インテリアはプライベートラウンジのような上質空間を目指す。運転席の視界を広げた設計に加え、14.3インチの統合型ディスプレイを国内初採用。22個のBOSEスピーカーによる3Dサウンドや64色の間接照明など、高級感ある室内演出が特徴だ。
パワートレインには第3世代e-POWERを搭載。発電専用エンジンと新開発の「5-in-1」ユニットを採用し、静粛性と燃費を向上させた。さらに進化した電動4輪制御技術「e-4ORCE」と、減衰力を自動調整する「インテリジェントダイナミックサスペンション」により、走りの滑らかさと安定感を両立させる。
運転支援技術も刷新され、「プロパイロット2.0」「プロパイロット」を搭載。渋滞時、時速50km以下でのハンズオフ走行やウインカー操作による車線変更支援機能などを搭載した。













