超広角ズームレンズ13-33mmも同時発表です!!
【詳細速報】15万円台で買えるクラカメ-デザインの簡単ミラーレスカメラ=富士フイルム「X-T30 III」
2025年10月24日 00時01分更新
富士フイルムはAPS-Cセンサーのミラーレスカメラ「Xシリーズ」の新機種「FUJIFILM X-T30 III」と、超広角ズームレンズ「フジノンレンズ XC13-33mmF3.5-6.3 OIS」を発表した。
クラシックカメラデザインの「FUJIFILM X-T30 II」の後継モデルで、画像処理エンジンが高速化、フィルムシミュレーションダイヤルを搭載した。
ボディーはシルバー、ブラック、チャコールシルバーの3色で、予想価格は15万2900円で11月下旬発売、XC13-33mmが付属するレンズキットは17万8200円で12月発売予定。
「XC13-33mmF3.5-6.3 OIS」単体での発売は26年1月予定で、予想価格は5万5000円だ。
フィルムシミュレーションダイヤル搭載
AFは動物や車、飛行機、鉄道が検出可能に
動画はHEVC/H.265記録で最高6.2K/30Pに向上
連写可能枚数は4倍に
instax出力用撮影モードを新搭載
撮像素子は前モデルと同じ裏面照射型2610万画素「X-Trans CMOS 4」センサーだが、画像処理エンジンは「X-Processor」が前モデルの「4」から「5」となり高速化を実現。
静止画は最高で6240×4160ドット、パノラマ撮影では2160×9600ドットの撮影が可能。AEはTTL256分割測光で、メカシャッター、電子シャッターともにPモードでも30秒〜となった(前モデルでは4秒から)。最高はメカシャッターで1/4000秒、電子シャッターで1/32000秒は変わらない。
連写速度は1.25倍クロップで30コマ/秒が可能なのも変わらないが、撮影可能枚数は29枚から128枚へと向上している。
EVFは変わらず、0.39型有機ELで約236万ドット、アイポイント約17.5mmだ。
ボディーサイズは前モデル「X-T30 II」と同じで118.4×82.8×46.8mm)、重さも同じ378gを実現している。「X-Tシリーズ」の系譜を受け継ぐセンターファインダースタイルのクラシックな外観と小型軽量なデザインだ。
「REALA ACE」「NOSTALGIC Neg.」を含む全20種類のフィルムシミュレーションモードを採用。天面左肩にフィルムシミュレーションダイヤルを搭載し、被写体やシーンに合わせて直感的に選択可能となった。
フィルムシミュレーションダイヤルのうち、FS1からFS3の3か所のポジションには、全20種類のフィルムシミュレーションとその画質設定を個別に登録し自分だけの「FSレシピ」として保存できる。
AFではディープラーニング技術を用いた最新の被写体検出を採用。顔・瞳AF機能に加え、動物、鳥類、車、バイク、自転車、飛行機、鉄道、昆虫、ドローンまで多様な被写体を自動で認識し、追尾することが可能だ。
動画はHEVC/H.265記録が可能となり、前モデルの4K30Pから、最高6.2K/30P 4:2:2 10bitでのカメラ内SDカード記録が可能となった。4K/60Pや1080/240Pのハイフレームレート撮影もできる。
強力な電子式ブレ補正を搭載し、細かな手ブレだけでなく、歩きながらの動画撮影などで発生する大きな揺れに対しても効果を発揮する。
瞬時に「AUTO」モードに切り替えられる「オートモード切替レバー」をボディ天面に搭載。
また、ファインダー部と一体化したポップアップ式フラッシュを内蔵、自動で適切な光量に調整されるため、暗所や逆光でのポートレート撮影などで効果を発揮する。ガイドナンバーは約7(ISO200・m)/約5(ISO100・m)だ。
162万ドットのチルト式タッチパネル液晶モニターを搭載。旅行写真や風景スナップなどでハイアングルやローアングルでも構図を確認しながら軽快に撮影できる。
記録はSDメモリーカード(~2GB)、SDHCメモリーカード(~32GB)、SDXCメモリーカード(~2TB)、UHS-I対応。
スマホプリンターLinkシリーズと無線通信を通じて接続し、アプリを介さずにダイレクトプリントが可能。また、新たにinstax mini、instax SQUARE、instax WIDE用の画角が追加され、撮影からプリントまでスムーズに楽しめる。
instax mini: 1568×2080ドット
instax SQUARE: 2080×2080ドット
instax WIDE: 3120×1984ドット
最小最軽量の超広角ズームレンズ
「XC13-33mmF3.5-6.3 OIS」
同時発表となったXC13-33mmは、フルサイズ換算20mmから50mmの2.5倍ズームで、全長37.5mm、質量約125gで、富士のX用ズームレンズとして最小・最軽量を実現した。レンズがコンパクトに収納される沈胴構造なので、持ち運びしやすい。
非球面レンズ4枚、EDレンズ3枚を含む9群10枚のレンズ構成を採用。小型軽量ながらも、広角レンズ特有の像面湾曲・ディストーションから倍率色収差までを、ズーム全域で抑制している。
ズーム全域で最短撮影距離20cm、テレ端での最大撮影倍率0.25倍を実現。約0.025秒のオートフォーカス性能と、4段の手ブレ補正機構も搭載する。






































