ゲームでも最上画質にこだわりたい。それならこれだ! アイ・オー・データ機器「KH-GDQ271UEL」

文●みやのプロ(@E_Minazou)編集● ASCII 

提供: Sofmap

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 ゲーミングモニターでスペックを見る際には「リフレッシュレートの高さ」が重視されがちだ、しかし、実際のプレイ体験に影響するのはそれだけではない。暗い場面でも黒ツブレせずディテールが分かる、明るい場面でも白飛びしないなど、「ダイナミックレンジの広さ」も重要なポイントだ。

 十分なマシンパワーがあるのなら、FHD(1920×1080ドット)よりも解像度が高いモニターのほうが、遠くの敵や小さいアイテムも判断しやすい。そんな条件を踏まえつつ、「やっぱり高画質なものがいいよね」と思う人におすすめしたいのが、アイ・オー・データ機器のQD-OLED。現在、売り出し中の注目製品を紹介しよう!

アイ・オー・データ機器の「KH-GDQ271UEL」

 「KH-GDQ271UEL」は、おなじみのPC周辺機器メーカーのアイ・オー・データ機器の27型ゲーミングディスプレーだ。最大の特徴はパネルにQD-OLEDを採用している点。通常の液晶パネルより鮮やかで高コントラストな表示ができること。

アイ・オー・データ「KH-GDQ271UEL」はソフマップ特価7万7800円

 解像度は2560×1440ドットで、画面の比率(アスペクト比)は16:9。27型なので表示面は横が590mm、縦が334mmとなる。解像度は一般的なFHD(1920×1080ドット)と比べて、1.8倍の高精細となる。ゲームでは遠くの目標も見やすくなるうえ、高解像度の写真編集もやりやすい。

 QD-OLEDは、有機ELディスプレー(OLED)の中でも最新のQD方式(Quantum Dot技術=量子ドット)を使ったもので、高色域と高彩度なのが特徴だ。色域はDCI-P3を99%カバーしており、ゲームはもちろん、写真や動画の編集でも正確な色を確認できる。

 最大輝度は通常時で250ニト、HDR時のピークでは1000ニトに達する。コントラスト比も150万:1と非常に高いので、黒ツブレや白飛びなく、ゲームもクリエイティブアプリも安心して利用できる。

コネクターはパネル下部の裏側に並んでいる

QD-OLEDパネルはコントラスト比150万対1で黒ツブレ・白飛びがしにくい

 ゲーミングで気になるリフレッシュレートに関しては、全ポート(入力端子のすべて)が最大解像度280Hzを実現しているのが大きな特徴だ。倍速と言われる120Hz対応のゲーミングモニターよりもさらに2.3倍の速度で書き換えが可能なので、なめらかな映像表示が楽しめる。応答速度も0.03msと最高レベルで、FPSなどの高速描画が命のゲームでも、操作と表示のずれが少なく、プレイしやすくなる。

 映像入力端子はHDMI(HDCP 2.3)×2とDisplayPort(HDCP 2.2)×1。USBのType-A端子は、給電(5V/1A)と、メンテナンス用となる。

コネクターは左から電源、Type-A、HDMI×2、DisplayPort、ヘッドフォン

パネルは左右どちらからでも90度回転可能で縦位置でも利用できる

 入力信号はHDMI、DisplayPortともにHDR10に対応。VESA DisplayHDR True Black 400に対応する。可変リフレッシュレートはHDMIではHDMI 2.1 VRR、DisplayPortではNVIDIA G-SYNCに対応する。

 可変リフレッシュレートにより、ゲーム内でFPS値が変動することによって発生する「ティアリング」(画面のずれ)」や、「スタッタリング」(カクつき)の発生を抑え、快適なゲームプレイを実現できる。

 HDMI2.1 VRR対応なので、PS5のゲームプレイ中のフレームレート変化に合わせ、モニターのリフレッシュレートを同期させることも可能だ。

 画面モードとして、StandardからGame、FPS、RPG、Webを搭載、モードを選ぶだけで最適の画質に切り替えられるうえ、各モードを好みのテイストに変更することもできる。

パネル下中央に本体ボタンがあり、プッシュと上下左右に倒してメニューを選択できる

 従来のブルーライト軽減機能は、青色成分だけをカットしていたため、レベルを上げると黄色が強く出たが、当製品の「ブルーリダクション2」では、黄色味を抑えつつ、青色成分をカットすることで、より自然にブルーライト低減機能を利用できる。

 画像調整機能では、ガンマ設定で2.0と2.2を選択でき、中間階調を明るくすることができる。また、エンハンスとコントラスト機能で、暗い部分を暗く、明るい部分を明るくし、全体でメリハリのある映像にもできる。ナイトクリアビジョンでは暗いシーンに隠れた部分を鮮明に映し出すことができ、暗闇に隠れた敵や微妙な変化を見逃さず、ゲームを満喫することができる(2段階で調整可能)。

 リモコンが付属するので、入力切換や音量の調節などをはじめ、ゲームのジャンルにあわせたモードの選択や各種機能のON・OFFも簡単に設定できる。さらに、HDMIで接続したCEC(Consumer Electronics Control)対応機器なら、このリモコンで操作が可能だ。

付属のリモコンで、画面モードを即変更できるうえ、メニュー操作も手元でできるのはとても便利だ

 有機ELで避けられない焼き付きを防止する機能についても、静的エリア検知、タスクバー検知、ピクセルシフト、スクリーンセーバーなど多数を内蔵する。さらに、使用していない間に自動で実行されるメンテナンス機能により、使用中に突然メンテナンスが始まって操作できなくなるといった心配がない。購入から3年間の「焼き付き保証」も安心だ。

 スピーカーは5W+5Wのステレオで、ヘッドフォン端子は3.5mmのステレオミニジャックを搭載。高さ調整は150mmで、上下ティルトは上20°、下5°、左右のスイベル角度は各22.5°となっている。また、左右両方向に90°パネル回転が可能で、縦長での利用も可能だ。

高さ調整は上下150mm

ティルトは上方向に20°、下方向に5°可能

左右のスイベルは各22.5°可能

 VESAマウントインターフェースは100×100mmを背面に内蔵しており、モニターアームでの利用が可能だ。ディスプレー全体のサイズはスタンド込みで約611×230×434~584mm、重さはパネルのみで3.6kg、スタンド込みで5.8kgだ。ソフマップでの販売価格は7万7800円となる。

高画質と安心感を両立したいユーザーにおすすめ!

 最後にKH-GDQ271UELを使ってみて感じた魅力をまとめよう。

 最初はやはり圧倒的な映像美。QD-OLEDを採用することで黒の引き締まった表現と量子ドットならではの鮮やかな色彩の両立がいい。例えば、暗いシーンでのディテール表現や奥行き感が際立つし、ゲームや映像の世界をよりリアルに、臨場感あふれるものにする。ゲームであればストーリーパートが楽しいし、ゲーム以外でも映画をじっくりと楽しむことができる。部屋を少し暗くして、黒浮きがない映像を楽しみたいという人にもいい。

 最大リフレッシュレートが高いのもポイントの一つ。動きが滑らかなので、画面の切り替わりが早くアクション性の高いゲームでもどんと来いだ。有機ELは残像の少なさという点で液晶より有利。応答速度0.03ms [GTG]は残像やブレを極限まで排除し、視認性が抜群。瞬時の判断が求められるFPSゲームも有利になるはずだ。WQHD(2560×1440)解像度も、ゲームでは程よい。高精細でありながら、PCへの負荷は4Kほど高くせず、高リフレッシュレートを実現しやすいのでバランスがいいスペックと言えそうだ。

 本機は焼き付き保証3年間や自動メンテナンス機能やピクセルシフトによってOLEDパネル輝度低下防止技術なども備えている。有機ELの弱点をカバーすることに加えて、高価なモニターを安心して長期間使用できる点がいい。スタイリッシュな超薄型デザインで、デスク周りをすっきりスタイリッシュに見せられる最薄部が約3.9mmなので、部屋の雰囲気も損なわない。長く付き合っていきたい製品でもある。

 KH-GDQ271UELはプロ志向・競技性の高いゲーマーはもちろんだが、グラフィック重視のゲームを楽しみたいゲーマーにも向いている。また、ゲームだけでなく、画像編集、動画編集、デザインなどクリエイティブ作業を行うユーザーにもいい。有機ELの高画質を求めているが、「焼き付き」への不安から導入をためらっていたユーザーにとっても安心のサポートは心強いはず。KH-GDQ271UELは「最高の映像美と最高の応答速度」を両立したい、PCゲーマーおよびクリエイターにとって、まさに最強のフラッグシップモデルと言えそうだ!

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