このページの本文へ

日本と台湾、革新的ローカル5G技術によるスマート社会の共創の向けて経済連携を推進

台灣次世代電視暨智慧應用發展協會
2025年10月02日

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

台灣次世代電視暨智慧應用發展協會
富士通のネットワーク事業部門を統合して設立された1FINITY株式会社と、台湾のシステムインテグレーション企業辰隆科技によるスマート製造分野における5G O-RAN技術の応用に向けた技術提携を発表

このたび、台湾政府の経済部産業発展署と財団法人資訊工業策進会(III)が推進する「台湾5G産業プロジェクト」主催のもと、台湾の革新的なローカル5G技術に優れた6社の5G企業で構成される「5G Team Taiwan」ブースが、2025年10月1日(水)~3日(金)にインテックス大阪で開催される「ものづくりワールド大阪・製造業DX展」内に出展し、初日となる10月1日(水)、台湾と日本の企業による経済連携のさらなる強化を目的としたメディア向け発表会・開幕式典を開催いたしました。

台湾政府 経済部主催「5G Team Taiwan」日台経済連携発表会

■5G Team Taiwan
イベント冒頭、立憲民主党の国際局副局長であり、日華議員懇談会メンバーでもある塩村あやか参議院議員を来賓としてお迎えし、日台の信頼関係や技術協力をはじめとする経済連携の促進について、ご挨拶を賜りました。


■塩村あやか参議院議員によるご挨拶(一部抜粋)
日本と台湾は、政治的には自由や民主主義といった価値観を共有するパートナーであり、経済の面でも近年ますます関係が深くなっているということは皆様もよくご存じのことと思います。

台湾は今、日本にとって第4位の貿易相手国となっており、台湾から日本への観光客の数は、過去最大の604万人に達しました。

日台両国の企業は半導体や通信、そしてスマート農業、さらにはAI、災害対応など多様な分野で連携を深めており、今回の展示のテーマでもある「ローカル5G技術を活用したスマート社会の共創」はその象徴になりうるものとして期待をしております。

大国同士の対立が深刻さを増す中で、地理的にも、価値観の上でも近しい台湾と日本が、両国にとってますます重要な存在になっていくということは疑いようがございません。今回のイベントが、両国のパートナーシップのさらなる発展に向けた一歩となることに本当に期待をしております。



また、台湾政府を代表して台湾経済部産業発展署 曽偉華 簡任技正(シニアテクニカルスペシャリスト)によりご挨拶をいただきました。

■台湾経済部産業発展署 曽偉華 簡任技正によるコメント(一部抜粋)
台湾のICT産業も近年この展示会に積極的に参加をし、日本と連携して次世代通信とデジタル計画のテクノロジーが持つ価値を示しております。

今回、6社のネットワーキング中小企業が集結しております。システムインテグレーション、コアネットワーク、AI自動管理ポータブル基地局システム、そして端末といったネットワーク全体を体系化したソリューションを展示しております。

近年、台湾産業の5G次世代技術は、欧米市場の参入に成功しただけではありません。すでに日本においても大きな反響、そして評価を得ています。特に、台湾メーカーの技術、製品展示は高い評価を受けており、これらの台湾企業が日本の関連業界における付加価値アプリケーションで良好な技術協力関係を築いているとも伺っております。

本日、この会場では、台湾の辰隆科技(Transnet)と日本の富士通傘下の1FINITY株式会社様が、次世代通信と高速光ネット技術における共同技術開発を発表する場に立ち会えることができるとも聞いております。こうした技術は、台湾の5G、次世代技術産業における成長した開発の経験が国際的な貢献と評価を得ていることを示しております。
メディア向け発表会・開幕式典の動画