カシオ計算機は9月30日、サウナで使える専用腕時計「サ時計(SAN-100H)」の一般販売開始を発表した。10月17日発売で、想定実売価格は1万6500円。
設定温度100度までのサウナで腕に着けたまま利用できる点が最大の特徴。使用時間は、サウナ入浴の一般的な目安である15分以内。サウナーの合言葉ともいえる「12分」を計測できる機能を搭載し、ボタン1つで時計表示から「サウナモード」に切り替えて、経過時間をアナログ針で確認できる。
カシオが導入した新規事業提案プログラムを通じ、一社員のアイデアから事業化した。2024年にはクラウドファンディングで販売され、およそ2200台が開始わずか9分で完売した。
製品設計はサウナ利用に特化している。湿気の侵入を防ぐ樹脂や防水ケースを採用し、内部が曇りにくいよう工夫した。裏蓋のネジは肌に触れにくく、長時間の装着でも不快感を与えないよう配慮されている。温浴施設で見慣れた鍵のカールバンドを採用し、着脱のしやすさにもこだわっている。
デザインは2種類で、オレンジのバンドに白文字板の「SAN-100H-7B」と、ブラックで統一された「SAN-100H-1B」を用意する。専用パッケージにはサウナ、水風呂、外気浴のイラストがあしらわれ、サウナーへの贈りものにも良さそうだ。













