外出先からのビデオ会議も快適!AI背景ぼかしも省電力だ
現代のオフィス作業で、最もPCへの負荷が高いのはビデオ会議だろう。ウェブを使った映像や音声のやりとりに加えて、AIを活用した背景ぼかしや音声ノイズ除去の利用が当たり前になっているためだ。
だが、少々古いモバイルノートで利用すると映像の送受信に加えて、AI背景ぼかしやAI音声ノイズ除去の負荷が大きく、バッテリー消費が大きいうえに発熱や冷却用ファンの音が気になることがある。
ここで効果を発揮するのが、Copilot+ PCが搭載するNPUだ。Copilot+ PCはいずれも40TOPS以上の処理性能を実現しており、「Zoom」「Teams」「Meets」といったさまざまなアプリに対応した仮想カメラ機能を持つ。つまり、アプリやその設定を問わずに背景ぼかしなどビデオ会議中の画像処理を「省電力に実行」できるのだ。
実際にバッテリー駆動でWindows スタジオエフェクトの「背景ぼかし」を有効にし、Zoomによるビデオ会議を1時間実施した状態でバッテリー消費量にどのような違いが出るかの比較テストを実施した。
結果、Snapdragon Xシリーズ搭載パソコンはほかのCopilot+ PCと比べてもビデオ会議中の消費電力が大幅に抑えられていることが分かった。ビデオ会議には、外出先でかつ電源にパソコンをつなげない環境で参加する場合も多い。
こういった状態でビデオ会議に参加する場合も10%程度の消費で済むというのなら、ほかの作業ができなくなることを気にせず、安心して利用できるようになるだろう。
ビデオ会議中の消費電力をバッテリー容量から推測すると、Snapdragon Xシリーズのビデオ会議中の消費電力の少なさがより際立つ。外出先でもビデオ会議への参加が多いユーザーにとって、Snapdragon Xシリーズ搭載のモバイルノートPCは理想的なモデルと言えるだろう。














