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Thunderbolt 5ハブのCalDigit「Element 5 Hub」に惚れた! シンプルにポートが増えて格段に使い勝手が向上するぞ

2025年09月28日 10時00分更新

文● 藤田 忠 編集●北村/ASCII

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 圧倒的なデータ転送速度を実現する新世代規格「Thunderbolt 5/USB4 Ver2」は、対応する周辺機器デバイスが少しずつだが増えている。単方向で最大120Gbps、双方向でも従来の2倍となる80Gbpsを実現し、外付けストレージなどの周辺機器デバイスがより便利に、使いやすくなること間違いなしの拡張ポートになっている。

 Thunderbolt 5を搭載するWindows PCは、ハイエンドゲーミングPCの一部になるが、MacではApple M4チップファミリーのM4 Pro、またはM4 Maxを搭載したMacBookなどを中心に標準搭載されている。Thunderbolt 4/USB4のように、広く搭載されるにはまだ時間がかかるだろう。

 一方でThunderbolt 5搭載PCでは、「Thunderbolt 5対応外付けストレージのレビュー」で紹介したように、その恩恵は非常に大きく、使い方にも変化を生み出している。

愛用のM4 Pro Mac miniは、3基のThunderbolt 5ポートを備えている。筆者が買い換えを決めた要因でもある

 そんなThunderbolt 5ポートを最大限に活用するためにぜひとも用意したい定番のデバイスがある。それがMacBookなどにベストな多機能なドッキングステーション(以下、ドック)と、ポートを増やすハブだ。正直、Thunderbolt対応製品は高価だが、使い勝手は爆上がりする。

Mac定番の周辺機器デバイスメーカーのOWCからもThunderbolt 5対応製品が続々と登場。「Thunderbolt 5 Dock」は、5万4450円だ

 拡張性が限られるノートPCやMacBookユーザーの選択は、多機能なドック一択となるだろう。だが、Mac miniやMac Studioを愛用しているユーザーは、シンプルにポートを増やすという選択肢もありだ。

 M4 Mac miniユーザーの筆者が、そのデザインに惹かれるとともに、ポートの数やUSBポートの配置、構成いずれも完璧と気に入ったのが、CalDigitのThunderbolt 5ハブ「Element 5 Hub」なのだ。

 CalDigitは、OWCと同じくMac定番の周辺機器デバイスメーカー。その「Element 5 Hub」を実際に購入してみたので、その魅力と活用事例を紹介していこう。

そのデザインにまずひと目惚れ、ポート数やポート構成で購入を決断したCalDigit製Thunderbolt 5対応ハブの「Element 5 Hub」

国内では「CalDigit Japan」(アヤラデザイン株式会社)が取り扱う。Amazon.co.jpやYahooショッピングから購入でき、メーカー保証も問題なく受けられる

日本語のPDFマニュアルも、CalDigitのサイトに用意されている

macOS上からすべてのストレージデバイスと取り外すユーティリティや、Thunderboltのファームウェアアップデーターを提供する

 ちなみにCalDigitで人気のドックにも、Thunderbolt 5対応モデルが登場している。140Wの電力供給に対応し、10ギガビットLANポートや計10個のUSBポートを備え、その20個にもおよぶポートを同時に使用可能な最強ドックと言える「TS5 Plus」が販売中だ。

「TS5 Plus」の価格は8万6900円と高価だが、欲しいと思うポート+αがそろうだろう。少し惹かれたが、必要な周辺機器デバイスが明確に決まっているのもあり、最適解はハブと判断

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