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ファーウェイ通信 第251回

自転車好きの人も便利に使える機能強化で本格スポーツウォッチに!

バッテリー持ちはついに21日間 スマートウォッチ界の定番がさらに進化! ファーウェイ「HUAWEI WATCH GT 6 Pro」レビュー

2025年10月06日 15時00分更新

文● 加藤肇、ASCII 編集● ASCII

提供: ファーウェイ・ジャパン

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スポーツウォッチとしての進化も大
アンテナの進化で運動中も位置情報の測定が正確かつ確実に

 次に、ワークアウト機能。多様なスポーツやワークアウトにおいて、継続時間や移動ルート、消費カロリー、心拍数の変化などを詳細に記録することができる。本体に内蔵する高精度GPSは「ヒマワリ型アンテナ」を採用し、6種(GPS/GLONASS/Galileo/BeiDou/QZSS/NavIC)の衛星測位システムに対応。ウォッチが斜めを向いている状態などでも、正確な位置情報を測定できるようになっている。

スマートウォッチ

ワークアウト機能では本格的なスポーツから、日常のウォーキングまで多種多様な運動の状況を測定可能

 これはつまり運動中で腕を振っているような場面でも問題なしという意味を持つ。測位精度はこれまでより20%も向上しており、実際に移動ルートの記録は非常に正確だった。

 HUAWEI WATCH GT 6 Proは、ゴルフや登山、トレイルランニング、スキーなどのワークアウトで、本格的なスポーツウォッチとほぼ同等の機能を備えている。それぞれのワークアウト向けには専用の製品が市販されているが、HUAWEI WATCH GT 6 Proが1台あれば、それらすべてに対応できるというのはうれしいところだ。

 たとえばゴルフでは、日本国内99%以上のコースマップに対応し、ゴルフ場でのプレイ中にグリーンやハザードなどの位置を確認したり、現在地からグリーンまでの距離や方向を正確に把握することができる。また登山では、現在の高度や位置を等高線カラーマップとともに確認しながら、安全に山行を楽しめる。さらに、スキーやスノーボードでは、滑走の時間や距離、回数、最高速度、最大傾斜などの専門的なデータを正確に記録可能だ。

 なお、ゴルフについては、「HONMA✕HUAWEI WATCH GT 6 Pro」も用意される。ゴルフクラブやゴルフ用品の老舗メーカーである本間ゴルフとコラボしたモデルで、ファーウェイ製スマートウォッチの最上位モデル「HUAWEI WATCH Ultimate」とほぼ同等のプレミアムなゴルフ機能が搭載されているのが特長。「自他ともに認めるゴルフ好き」であれば、こちらのモデルを選択肢に入れるといいだろう。

ゴルフナビ機能がさらに強化されるとともに、デザイン面でも魅力的な「HONMA✕HUAWEI WATCH GT 6 Pro」

HUAWEI WATCH GT 6 Proで強化のサイクリング時の測定機能
編集部のロードバイク乗りが実際に体験した

 今回ワークアウト関連でも特に強化されたのがサイクリングだ。通常はパワーメーターなどの専用機器を自転車に取り付ける必要があるサイクリングパワーのシミュレーション機能、従来はサイクルコンピューターで可能だったルートナビや勾配データなどをリアルタイムで表示してくれる機能、ユーザーの転倒を検知して緊急通報をしてくれる機能などを追加。本格的にサイクリングを楽しむユーザーからの要求にも応えられる専門的な機能から、これから趣味として始めようとするビギナーに必要な機能まで、幅広く揃っている。

スマートウォッチ

実際にロードバイクでサイクリングに

 今回はASCII編集部のロードバイク乗りである南田がこのサイクリング機能にチャレンジ。使い方は簡単で、ワークアウト一覧から「屋外サイクリング」を選んでから、実際に走りに出るだけだ。

 その南田によるとサイクルコンピューターは日常的に愛用しているものの、パワーメーターは「数字でハッキリと自分の低いパワーを見せられると、心にダメージがある」とのことで使っていないそうだが、スマートウォッチだけでパワーが試算できるのは、とにかく「手軽で便利!」。また、サイクリング中にスマホの大きな画面にルートや速度などの情報を表示して、ナビとして活用することも可能だ。

スマートウォッチ

走行中にも心拍数や速度、距離、時間、勾配などのデータを表示

スマートウォッチ

走行中にスマホの大きな画面により多くの情報を表示させることも可能

 より本格的にデータを記録したり、能力向上を狙うのであれば、走行時の風速の計測も重要になるので、単体のパワーメーターには敵わない部分もあるものの、そんなパワーメーターともBluetoothでの連携が可能なので、その点も安心という。また、ローラー台でのインターバルトレーニングにも活用できるため、本格トレーニングの第一歩として、HUAWEI WATCH GT 6 Proは貴重な存在になってくれそうとのことだった。

スマートウォッチ

ルートは極めて正確に記録。消費したカロリーや上昇距離、平均パワーの数字なども表示される

スマートウォッチ

平均速度に、パワーや標高の上下も記録

多彩な機能を支えるバッテリーの強化・増量
一般的な使い方ではなんと約21日間の動作が可能に!

 最後は、スマートウォッチの使い勝手を大きく左右するバッテリー性能について見ていこう。

 HUAWEI WATCH GT 6 Proは、内蔵バッテリーの密度をアップさせることで容量を増やし、通常使用では約21日間、ヘビーユースでも約12日間という驚異的なバッテリー持続時間を実現している。月に1~2回の充電で済むということであれば、ユーザーがバッテリーの残量を意識する機会は極端に減るはずだし、比較的長期の出張や旅行に行く場合も充電をする必要がなくなる。

スマートウォッチ

標準的な使用状況で約21日間利用できるので、1週間~10日程度の旅行では充電する必要はまずない

 また、GPS連続使用も約40時間というスタミナだ。これは、トレイルランであれば100kmほどの距離にも耐えうる驚きの数値。毎日のようにランニングやサイクリングをするユーザーであっても、日々の充電の手間は大幅に減らすことができる。

 さて、ここまでHUAWEI WATCH GT 6 Proの特長を見てきたが、同シリーズのスタンダードモデル「HUAWEI WATCH GT 6」も同時リリースされている。搭載するゴルフナビ機能の内容や心電図(ECG)測定機能の有無、素材の一部などに差があるものの、画面サイズや最大輝度、搭載するGPSやセンサー群などのスペックはHUAWEI WATCH GT 6 Proと同じ。46mmモデルと41mmモデルがラインアップされ、それぞれ3色のカラバリが用意されている。

ファーウェイ

HUAWEI WATCH GT 6は41mm/46mm各モデルに3色ずつが用意されている。写真は46mmモデルのブラック

 HUAWEI WATCH GT 6 Proは、10月14日に発売予定。市場想定価格は、今回紹介したブラックは4万8180円、ブラウンが5万380円、HONMAモデルが5万2580円。HUAWEI WATCH GT 6は3万3880円~3万6080円。デザインと性能に評価がある定番的なスマートウォッチが着実に進化。スポーツ好きのアクティブな人、ヘルスケア機能を重視する人、デザインで選ぶ人、そのすべてにマッチする注目の存在と言えそうだ。

 

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