TENGA、ドレスになる

　ロンドン・ファッションウィークで9月20日、一風変わったコラボレーションが観客の注目をさらった。台湾出身のデザイナーRay ChuとTENGAが手を組み、新作を披露したのだ。「RAY CHU SS26コレクション」の一部として発表されたもので、65点の新作のうち8点がTENGAとの共同制作によるものだった。

　中でも注目を集めたのは、TENGAのオリジナルバキュームカップをモチーフにしたドレスだ。7800個のスワロフスキークリスタルを300時間以上かけて縫い付けたこの一着は、セクシュアルウェルネスとファッションの融合を象徴する作品として称賛された。

　Ray Chuは、自身初のランウェイでTENGAと協働できたことを「これ以上ないほどに理にかなったもの」と語り、会場となったビショップスゲート研究所が英国最大のLGBTQIA+アーカイブを持つ象徴的な場である点についても言及。「今後TENGAと共にさらなる展開を迎えられることを楽しみにしている」とした。

 

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