KDDIグループのmedibaは9月18日、共働き夫婦向け家事共有アプリ「ペアワーク」に搭載された「家事に対する労働価値を時給で換算する仕組み」で特許を取得したと発表した。
家事の取り組み時間を「時給」という形で数値化して、夫婦間で合意した金額をもとに月ごとの精算をシミュレーションする。単なる時間記録ではなく、両者が時給をリクエスト・提案し合うことで、合意形成を経て「労働価値」を設定するのが特徴。家事への貢献を金銭的に換算し、互いの頑張りを客観的に評価する。
発明者でありプロダクト責任者の木村美紗氏によれば、自身が育児と家事を一手に担う「ワンオペ」状態を経験した際のモヤモヤ(不公平感)が発想の出発点だったという。「時給」という指標があることは、夫婦間で感謝を伝え合うための新しいコミュニケーションになると考えているとした。
medibaはこれまでも「Pontaパス」や「auウェルネス」といったサービスを手掛けてきたが、今回の技術を核に「ペアワーク」を成長させたいという。













