ソフトバンクグループは9月17日、ムーディーズ・ジャパンが同日発行した格付情報(ソフトバンクグループのCFRをBa3からBa2に格上げ、格付見通しをポジティブから安定的に変更)に関して、ソフトバンクグループが取得を依頼したものではないとする声明を出した。
声明でソフトバンク側は、ムーディーズ・ジャパンへの格付依頼を2020年3月25日に取り下げて以降、同社に格付けに関する情報は一切提供していないほか、同社から情報提供の依頼や問い合わせも受けていないと主張。
さらに同社に対して、「勝手格付けの取り下げ」や「投資家が依頼格付と誤認しかねない公表方法の見直し」を繰り返し求めてきたとしている。
一連の経緯を踏まえ、ソフトバンク側は「勝手格付けが5年以上にわたり公に市場参加者に開示され続けていることは投資判断を行う投資家の皆様に誤解を生じさせる」とムーディーズ・ジャパンを批判。ムーディーズ側の対応について、法的措置や監督省庁との相談など、然るべき措置を検討していることを明らかにした。
9月18日11時30分現在、ムーディーズ・ジャパンは、本件に関する公式な見解を示していない。













