充電機器メーカーのアンカー・ジャパンが8月29日、充電製品と一般的な防災グッズを一つにまとめた新しい防災セット「Anker PowerBag 2025」を発売した。価格は3万6990円。これまではモバイルバッテリーやケーブルなど電源関連製品が中心だったが、保存食や簡易トイレ、軍手といった生活必需品を同梱した。アンカーは従来の防災三要素に「電力」を加え、「衣食住“電”」と表現する。
メイン商品にあたるのはポータブル電源の「Anker Solix C300 Portable Power Station」。2Lペットボトル2本程度のサイズで288Whの容量を持ち、スマートフォンを約19回充電できる。扇風機や電気毛布も動くため、夏冬の災害時にも役立つ。バッテリーには長寿命のリン酸鉄リチウムイオン電池を採用し、持ち運び用のストラップも付属。そのほか、モバイルバッテリー機能を備えた急速充電器「Anker 511 Power Bank」やケーブル2種も含まれる。
食品は保存食ブランドIZAMESHIの煮込みハンバーグ、プレーンデニッシュ、7年保存水を用意。携帯トイレには「トイレの女神 PREMIUM」を採用し、避難時に使える軍手も用意。防災バッグ1つで衣食住と電力の基本対策を整えられる構成となった。
発売と同時に「Anker防災ウィーク」も始まり、9月11日までの期間限定でポータブル電源やソーラーパネルを特別価格で提供している。購入者には日本の災害事例を踏まえた備えのポイントをまとめた「あなたの暮らしを守る防災ガイドブック」も配布される。













