前へ 1 2 次へ

CrucialのNVMe SSD「P510」が爆速なのに爆安すぎていいんですかコレ

文●飯島範久 編集●北村/ASCII

提供: マイクロンジャパン

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

Gen5対応環境が増えた今、ストレージもGen5対応にするときが来た

 最新のインテル環境もAMD環境もPCIe 5.0スロットを標準搭載し、ストレージで活用されるM.2スロットもGen5対応製品が増えてきた。Gen4に比べて倍近い転送速度を実現するGen5のストレージも各メーカーから続々登場してきており、どうせなら装着したいと考えている人も多いことだろう。

 ただ、Gen4対応製品に比べて価格は高く、初期モデルは発熱量も高かったことから躊躇している層もいるはずだ。

 そんなGen5対応のNVMe SSDが第2世代となり、初期の懸念事項を払拭して登場している。Crucial「P510」もその1つで、ハイエンドモデルのCrucial「T710」とは異なり、より低消費電力で安定性を高め、価格を抑えた製品となっている。今回、そんな製品をお借りしたので早速試用してみた。

Crucial「P510」(2TBモデル/ヒートシンクなし)のパッケージ

第9世代世界最速TLC NAND搭載しながら低価格を実現

「P510」(2TBモデル)の外観

 「P510」はCrucialのSSDブランドの中ではミドルクラスにあたり、これまでもコスパに優れた製品を提供してきた。本製品も低消費電力をうたい、転送速度は抑えられているものの発熱も少なく安定した転送を実現しつつ、購入しやすい価格帯に設定されている。

 搭載されているNANDチップは、自社開発の「Micron G9 NAND」を採用。これはハイエンドモデルの「T710」に搭載しているチップと同様で、業界最速のNAND I/O転送速度3.6GB/秒を実現。低レイテンシーと高スループットによる優れたパフォーマンスを発揮する。さらにNANDのパッケージサイズは11.5×13.5mmと、競合製品より最大28%小型化。消費電力の低下とパフォーマンス向上を両立する。

2TBモデルは、第9世代世界最速TLC NANDチップが2つ搭載

 「T710」との違いは、コントローラーにPHISON社の「PS5031-E31」を採用し、キャッシュ用のDRAMが省かれた仕様になっている。モデルは1TBと2TBが用意されており、それぞれヒートシンクあり/なしがある。

コントローラーにPHISONの「PS5031-E31」を採用。DRAMは非搭載

 書き込み耐久は最大1200TBW(2TBモデルの場合、1TBモデルは600TBW)、保証は5年間限定だ。シーケンシャルリードは最大1万1000MB/秒(1TBモデルの場合、2TBモデルは1万MB/秒)、シーケンシャルライトは最大9500MB/秒(1TBモデルの場合、2TBモデルは8700MB/秒)となっている。Gen4対応の最速NVMe SSDに比べ、およそ1.5倍の速さを発揮する。

前へ 1 2 次へ

過去記事アーカイブ

2025年
01月
02月
03月
05月
07月
09月
10月
11月
2024年
01月
02月
03月
04月
05月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2023年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
09月
11月
12月
2022年
02月
07月
08月
09月
10月
11月
2021年
03月
04月
05月
06月
07月
08月
10月
11月
12月
2020年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
2019年
09月
11月
2018年
01月
05月
10月
2016年
06月
09月
2015年
01月
02月
11月
2014年
03月
06月
2013年
04月