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定番フィルタリングソフト「i-フィルター」シリーズに脆弱性 管理者権限で任意コード実行のおそれ

2025年08月28日 16時10分更新

文● スミーレ(@sumire_kon)

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JVNの脆弱性情報公開ページ

JVNの脆弱性情報公開ページ

 Japan Vulnerability Notes(JVN)は8月27日、デジタルアーツが提供する「i-フィルター」シリーズの一部製品に関する脆弱性情報を公開した。

 i-フィルターシリーズは、有害なサイトへのアクセスをブロックする機能などを備えたフィルタリングソフト。国内では学校や企業でも広く使われているおなじみの製品だ。

 公開された脆弱性は「インストール時の不適切なファイルアクセス権設定(CVE-2025-57846)」で、JVNによると、以下のような問題が生じることがあるという。

・管理者権限で任意のコードを実行される(CVE-2025-57846)

 脆弱性の影響を受ける製品と対策済みのバージョン(8月15日公開)、ユーザー側の対処方法は次のとおり。

■対象製品と対策済みのバージョン

・i-フィルター6.0:Ver 6.00.55
・i-フィルター for マルチデバイス(Windows版):Ver 6.00.55以降
・i-フィルター for ZAQ(Windows版):Ver 6.00.55以降
・i-フィルター for ZAQ(Windows版):Ver 6.00.55以降
・i-フィルター for ネットカフェ:Ver 6.10.55以降
・i-FILTER ブラウザー&クラウド MultiAgent for Windows:Ver.4.93R11以降

■対処方法

対象製品を使用中の場合

・自動アップデートをオンにするか、手動操作で最新バージョンに更新する

対象製品の使用を終えている場合(利用期限切れ等)

・対象製品をアンインストールする

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