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YouTube、新人クリエイター発見を支援「ハイプ」日本で提供開始

2025年08月27日 12時45分更新

文● サクラダ 編集●飯島恵里子/ASCII

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 YouTubeは8月27日、新人クリエイターの発見と成長を支援する新機能「hype(ハイプ)」を、日本国内で順次提供を開始すると発表した。従来の「高評価」とは別に視聴者が特に応援したい動画を「ハイプ」することで、その動画がランキングに掲載されやすくなる新しい仕組みだ。

視聴者の「推し」がクリエイターを押し上げる新指標

 ハイプは動画の公開から7日間、視聴者が1週間に3回まで無料で利用できる機能だ。ハイプされた動画は独自のポイントを獲得し、ポイント数に応じて専用の「ハイプランキング」で上位に表示される。このランキングは、チャンネル登録者数が500人から50万人のクリエイターを対象としており、トップ100にランクインした動画は、トップページの「探索セクション」に掲載され、より多くの視聴者の目に触れる機会を得られる。

 この機能の特徴は、小規模なクリエイターほど有利になるボーナスポイント制度にある。視聴者が動画をハイプすると、そのクリエイターのチャンネル登録者数に応じてボーナスポイントが自動的に付与される仕組みで、登録者数が少ないほど多くのポイントが加算される。これにより、まだ無名でも熱心なファンを持つクリエイターが発見されやすくなることを目指す。

 視聴者にとっては、動画下部に設置される専用ボタンから手軽にクリエイターを応援できる。自身がハイプした動画がランキング上位に近づくと通知が届くほか、熱心なファンには毎月「ハイプ スター バッジ」が贈られる。一方、クリエイターはYouTube Studioのモバイルアプリで、動画ごとに獲得したハイプ回数やポイントを詳細に確認できる。

 すでにトルコ、台湾、ブラジルで実施したベータテストでは、4週間で5万以上のチャンネルが合計500万以上のハイプを獲得する成果を上げている。ユーチューブは今後、ゲームや料理といった特定ジャンル別のハイプランキングや、ランクインしたクリエイターへの通知機能などの追加も予定しているという。

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