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酷暑・極寒(-40℃~65℃)の環境下で使用可能。IP68の防塵・防水性能を備えた屋外メッシュWi-Fiアクセスポイント「SE-0611E」を正式発売!Wi-Fi 6による高速・低遅延を実現します。

株式会社正興サービス&エンジニアリング
2025年08月26日

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株式会社正興サービス&エンジニアリング
正興電機製作所グループの株式会社正興サービス&エンジニアリング(本社:福岡市博多区東光⼆丁目7番25号、代表:柴田 洋一)は本アクセスポイント(AP)の実導入を想定したソリューション評価を行いました。

その結果、メッシュWi-Fiにおけるホップ性能で特に優れた評価を得る事ができました。本APにて、広範囲かつ安定した無線カバレッジエリアの提供、中継ホップ間の遅延・減衰を抑えた高速で安定したデータ伝送環境を実現します。

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 外部評価機関による性能比較テスト

本製品の性能は、株式会社三技協(本社:神奈川県横浜市都筑区池辺町4509)に委託し、実施した実証実験において得た客観的なデータに基づいて評価されています。

実施期間:令和7年4月14日(月)~18日(金)
検証内容:メッシュWi-Fiホップ性能(インターネット抜け環境) 

指向性アンテナを使用した場合、本AP「SE-0611E」は、一般的な他社製品よりスループットDL及びULの平均値とRSSIの平均値が2倍ほど高く、Jitterの平均値は低く抑えられる結果となりました。
※他社製品を同日同条件で評価しています(他社数値は非公開)

※スピードテスト3回の平均値


インターネット抜け/ローカルネットワーク接続試験
MPP(親機)から順に5カ所APを設置(MP1~MP5)して、メッシュリンクを構成し、各MPからインターネット接続を確認。各ホップ間のRSSIが高く良好な通信速度を維持できていることが確認されました。



<アクセスポイント「SE-0611E」の指向性アンテナが特に優れた性能であると評価>

1.1ホップあたりの速度減衰の低さ
  1ホップあたり5%未満の減衰、5ホップ目で約半分の50%減衰となりました。
2.メッシュリンク配下の電波強度
  平均-36.6dBm(最小-46.0dBm/最大-33.0dBm)
3.ネットワーク速度
  DL:平均406.5Mbps(最小404.7Mbps/最大408.3Mbps)
  UL:平均346.9Mbps(最小333.7Mbps/最大395.3Mbps)
  ※法人用・屋外Wi-Fiであればネットワーク速度は100~300Mbpsあると快適だと言われていま
   す。youtubeだと30Mbps程度で快適に視聴可能です。

この実証実験を通じて、本製品の有用性と実運用における効果が期待できることが確認されました。導入後の通信環境の改善や業務効率化に貢献し、倉庫やアウトドア施設、太陽光発電所など多様なシーン
での展開・活用も期待されています。

性能評価について詳しくはお問い合わせください。

 ホップ性能以外の「SE-0611E」の特徴

- 過酷な環境下(-40℃~65℃)で使用できる上、消費電力が小さい
- コンパクト&軽量設計で、現場設置もスムーズ
- 最新のセキュリティ対策機能を搭載

  WPA3……最新セキュリティ基準でデータを暗号化
  WIDS…(無線侵入検知システム)機能で不正アクセスの兆候を検知
  WIPS…(無線侵入防止システム)不正アクセスを即時遮断、侵入を未然に防止
  アクセスポイント…アクセス制御(MACアドレス認証・ポータル認証)

                          ※ Wi-Fi は、Wi-Fi Alliance の登録商標です

多様なシーンに対応可能な、高い適応性を誇る屋外メッシュWi-Fiソリューション

<4.9GHz帯周波数移行>
長距離伝送や防災用ネットワークに活用されてきた4.9GHz帯は、2036年3月末までに他の周波数帯へ移行する必要があります。5GHz帯が利用可能で高い適応性を誇る屋外メッシュWi-Fi「SE-0611E」の活用が期待されています。
<中継配信においてのネットワーク課題…遅延・減衰・コストを解決>
 屋外メッシュWi-Fiソリューション「SE-0611E」の特に際立った強みである長距離性能がマッチ!
 中継・収録現場での安定した通信環境の提供や、テレビ中継車の配線に係わるコストカットに貢献で
 きます。
<過酷な環境、冷凍・冷蔵倉庫内のネットワーク構築>
 防水・防塵性能IP68を準拠し対応環境は-40℃~65℃。ヒーター付き格納BOXが不要でアクセスポ
 イント本体をそのまま設置可能です。故障要因が減り保守メンテナンスのコストも軽減され、冷凍・
 冷蔵倉庫のスマート化を進める際に有効です。

<太陽光発電所等の監視カメラソリューション>電源の確保が難しい場所でも、ソーラーパネル付きのスマートポールを活用することで、監視カメラシステムを構築できます。高性能な蓄電システムがセットされているため、365日24時間途切れることなく稼働が可能です。このシステムは、河川の監視や農業DXなど、幅広い分野で役立ちます。





工場全体のDX化を実現する「屋外メッシュWi-Fi」

工場全体にWi-Fiネットワークを構築することで、建物内はもちろん屋外でも、通信コストを気にすることなく様々なDXソリューションを活用できます。これにより、工場のDX化が加速します。
以下に、屋外で活用できるDXソリューションの一例をご紹介します。
 ※建物内に使用する、最新のWI-FI7も別途ご提供が可能です。





屋外Wi-Fi×警備ロボット
広い敷地をパトロールする警備ロボットは、昼夜を問わず常時巡回警備を行います。その際に重要となるのが、ロボットの高機能カメラから送られてくる高画質の映像や動画です。
これまではローカル5GやSIMが活用されていましたが、屋外メッシュWi-Fiなら同等の通信環境を維持しながらランニングコストを大幅に削減し構築できます。ロボットのために整備したWi-Fi環境は、他のデバイスやセンサーにも活用でき、工場のDX化を大きく推進します。




昼夜問わずの常時巡回が可能に