Ryzen 7 7800X3D+RTX 5070の“白”、Ryzen 7 9700X+RTX 5060 Tiの“黒”、どっちを選ぶ?

16万円台から、小さくてコスパのいいゲーミングPCをお探しなら、OZgamingはいかが?

文●タカフグ 編集●ASCII

提供: Sofmap

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白黒2色のコンパクトなゲーミングPC

 CHW-R78XD5070およびCHB-R97X60T8は、DeepCoolの小型PCケース「CH260」を採用したゲーミングPCで、筐体のサイズが225(W)×438(D)×312.5(H)mmと扱いやすいサイズになっている。

 特に高さがコンパクトで、よくあるミドルタワーやフルタワーのゲーミングPCが450~550mm程度はある中で、3分の2程度まで抑えられている。デスク上にPCを置く際などは、PCケースが高いと圧迫感があり、持ち運びもしにくいので、この高さを抑えた筐体はありがたい。

 PCケースがコンパクトになると、そのぶん冷却面で不安を感じるかもしれないが、このケースではフロント・トップ・リアがメッシュパネルになっており、通気性にはかなり気を使っている。

 どちらもトップには3基の120mmファン(CHW-R78XD5070はラジエーター込み)を搭載しており、フロントやリアのファンと合わせて計6基のファンでエアフローを構築しているので、小型のケースと言えど内部に溜まった熱い空気をしっかりと外に逃がせるようになっている。

CHW-R78XD5070の内部。CPUクーラーが簡易水冷モデルになっている

CHB-R97X60T8の内部。こちらはサイドフローの空冷CPUクーラーを採用している

 スペックは、白筐体のCHW-R78XD5070が「Ryzen 7 7800X3D」と「GeForce RTX 5070」、黒筐体のCHB-R97X60T8が「Ryzen 7 9700X」と「GeForce RTX 5060 Ti(8GB)」を採用している。

 白いCHW-R78XD5070のほうはGPUのスペックが高く、CPUもゲーミングに強い3D V-Cache搭載のものを採用しているので、ゲームのパフォーマンスはより強力だ。

 一方、黒いほうのCHB-R97X60T8は、CPUが1世代新しいため、CPU自体の総合的な性能は高めになっている。GPUもしっかりゲームが遊べるスペックで、コスパのいい構成をしている。

 そのほか、メモリーはDDR5-5600の32GB、ストレージはPCIe Gen4の1TB SSDを共通で搭載する。いずれも信頼性の高いメーカーの製品を採用しており、メモリーはCrucial、SSDはAcer製だ。安さだけでなく、重要な部分はしっかりと製品を選んでいる辺りにこだわりを感じる。

左がCHW-R78XD5070、右がCHB-R97X60T8で、「CrystalDiskMark 9.0.1」でSSDの速度を計測した結果。同じ製品を積んでいたので、当然ながら数値はほぼ同等

左がCHW-R78XD5070、右がCHB-R97X60T8で、「CrystalDiskMark 9.0.1」でSSDの速度を計測した結果。同じ製品を積んでいたので、当然ながら数値はほぼ同等

 なお、マザーボードはMSI製の「B650M GAMING PLUS WIFI」を採用している。B650チップセットは最新世代のチップセットではないが、最新のAMD 800シリーズに比べてチップセット上のスペック差は大きくない。

 性能面でそこまで大きな影響がない部分でコストカットを図っているのも製品としてのバランス感覚の良さが見える。

マザーボードが一緒なので、背面のインターフェースは2機種とも同様。USBは、USB 3.2 Gen2 Type-A×3、USB 3.2 Gen2 Type-C×1、USB 3.2 Gen1 Type-A×4という構成だ。有線LANは2.5GbE、無線LANはWi-Fi 6Eに対応する

ケースのインターフェースも2機種共通。USB 3.2 Gen1 Type-A×2、USB 3.2 Gen2 Type-C×1

 また、梱包の丁寧さも目を引くポイントだ。BTO PCなどは、配送時にパーツが外れてしまうことがあり、特にビデオカードはパーツ自体が重くて固定する箇所も少ないため、外れやすい。

 CHW-R78XD5070CHB-R97X60T8では、ビデオカードの脱落を防ぐためのクッションが挟まれており、配送時の事故を防げるようになっていた。なお、PC起動時にはこのクッションを外す必要があるので、付属の手引書に従って外しておこう。

PCに貼られている手引書の通りにクッションを外す必要がある。まず下からフロントパネルを取り外す

付属しているドライバーを使って、サイドパネルを固定しているネジを外す

するとサイドパネルが外せるようになる

ビデオカードとケースの縁の間にクッションが差さっているので、これを抜いて逆の手順で再びサイドパネル、フロントパネルを取り付ければ準備完了だ

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