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gamescom 2025のNVIDIAデモセッションを見たら一瞬で得心

描画性能も画質も進化したGeForce NOWは魂の救済ツールに、Steam Deckでも重量級ゲームが余裕で遊べる

2025年08月20日 13時15分更新

文● 加藤勝明(KTU) 編集●ジサトライッペイ/ASCII

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ストリーミング時の映像をさらに美しく

 ゲームの映像をストリーミングで送出するということは、一度映像が圧縮されるということである。となると、映像に圧縮ノイズが乗る可能性がある。しかし、GeForce NOWは「Cinematic Quality Streaming(CQS)」を実装している。デモセッションでは「黒神話:悟空」でGeForce NOWのRTX 4080とRTX 5080の映像を比較したが、RTX 4080では煙・もやの表現において圧縮の影響によるブロックノイズが発生していた。

 一方、RTX 5080ではブロックノイズが激減。煙・もやの向こう側にあるオブジェクトのディテールもしっかり描き出される。RTX 4080でもキャラのディテールはしっかり描かれるが、細かいニュアンスが失われている印象を受けた。ただし、ストリーミングの画質はネットの回線速度によって動的に変更されるため、安定したネット回線(100Mbps〜)が必要になる。

NVIDIAの説明資料からの引用。黒神話:悟空における遠景の描写において、CQSでディテールが向上するというものだが、どうにも見分けがつかない

CQSに関するデモセッションの一幕。黒神話:悟空をGeForce NOWのRTX 4080で動かした時の映像だ。プレイヤーの奥にある崖の手前にもやが漂っているが、もやを通して見える木々のディテールがほぼつぶれている

同じようなシーンをGeForce NOWのRTX 5080で試したもの。もやを通して見える木々のディテールがしっかり描かれている(画角が完全一致してないのは、撮影の合間にもデモ機を動かして確認する人が絶えなかったためである)

先の比較シーンで最も分かりやすい部分を動画に撮ってGIFアニメにした。RTX 4080ではこのように低ビットレートのようなモザイク状の描写になってしまう部分がある。デモマシンの画面直撮りゆえのモアレはご容赦いただきたい

GeForce NOWのRTX 5080では同じシーンでもここまで違う

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