人気モデルが進化した「OpenFit 2+」、実売2万円台後半
Shokzの耳をふさがないイヤホン、Dolby Audio対応で広がりと臨場感がすごくなった
2025年08月28日 10時00分更新
Shokzは8月28日、耳をふさがないタイプのワイヤレスイヤホンの新機種「OpenFit 2+」を発表した。価格は2万7880円で、カラーはブラックとグレーの2色展開だ。
OpenFit 2+は、1月発売の「OpenFit 2」の上位製品。Shokzの製品は、骨伝導を含め、すべてがオープンイヤータイプとなっているが、本機はイヤーフックで固定する左右独立型、空気伝導のドライバーを使用したオープンイヤーイヤホンとなっている。
同社が「DualBoost」テクノロジーとよぶ2ウェイドライバーの搭載や「Shokz OpenBass 2.0」アルゴリズムなどによって、ダイナミックレンジが広く、低音の迫力があるサウンドを楽しめるのが特徴。音漏れ抑制技術の「DirectPitch 2.0」も搭載する。
本体上部に物理ボタン(マルチファンクションボタン)を持ち、選曲操作や音量の調節、通話の応答時に確実な操作ができるのも特徴だ。
ドライバーは手前(耳穴に近い位置)に高周波ユニット、その後ろ側に低周波ユニットを置いている。低周波ユニットのサイズは約11×21mmで、円形ドライバーにした場合直径17.3mm相当のエネルギーが得られるという。
また、この春に発売したOpenDots ONEに引き続き、Dolby Audioに対応。専用アプリで切り替えると、広がりのある立体的な音響を楽しめるようになっている。このShokzアプリにはプリセットで5種類のモードが用意されているほか、カスタマイズしたEQも最大2つ登録可能だ。
バッテリー駆動時間は最大11時間(ケース充電の併用で最大48時間)、USB-C経由で充電した際は10分間で2時間の急速充電にも対応。新たにワイヤレス充電もできるようになった。IP55相当の防水性能を持つほか、4基の指向性マイクとAIノイズキャンセリングで通話時の声と周囲の騒音を分離することもできる。
Bluetooth 5.4対応で、コーデックはAACとSBCに対応。マルチポイント接続に対応。本体は片側9.4gと軽量。Ultra-Soft Sillicone 2.0を採用したイヤーフックの付け心地は自然で快適だ。ゴールデンスパイラルにインスピレーションを得たカーブを描いており、内部にはニッケルチタン合金が採用されている。
音楽再生や通話時にはマルチファンクションボタンが利用可能だが、タッチセンサーも搭載しており、Siriなどの呼び出しに活用できる。また、Shokzアプリから、スマホとペアリング中に本体から音を出して、見つけやすくする機能も持つ。
なお、OpenFit 2からの変更点はDolby Audio対応とワイヤレス充電。結果充電ケースが少し厚くなっているそうだ。なお、充電についての新旧モデルの互換性はないという。


















