阪急電鉄は、京都線の特急系車両に設定している座席指定サービス「PRiVACE(プライベース)」の運行本数を8月29日から、約1.5倍に拡大することを発表した。座席指定料金は500円均一(運賃が別途必要)。
PRiVACEは、大阪梅田駅ー京都河原町駅間の京都線の特急/通勤特急/準特急に設定。従来は特急系車両のうち7編成だったところ、さらに3編成を増やすことで、平日で1日あたり159本(55本増)、土休日167本(56本増)となった(これ以外にロングシートの通勤系車両で運行される特急/準特急も引き続き存在する)。
PRiVACEは2+1の3列シートを採用。座面幅や足元前後のスペースを広く取るほか、阪急電鉄伝統のゴールデンオリーブ色のシートを採用。リクライニングに合わせて座面が連動するなど、座り心地を追求している。また、2列シート間にはパーティションを設けるなど、サービス名どおりにプライベート空間を意識しているのも特徴的。
京阪間の特急列車の有料座席については、2017年に京阪特急が「プレミアムカー」で先行。当初は、お金にシビアな関西の乗客に受け入れられる? という声もあったが、開始後は順調に推移。それを追う形で、阪急京都線も2024年7月にPRiVACEを開始する流れとなった。JR西日本の「Aシート」「快速 うれしート」などの動向も含めて、今後も注目と言えそうだ


















