Androidオープンソースプロジェクト(AOSP)は8月4日、Android OSに存在する複数の脆弱性に関する情報を公開した。深刻度「重大」に該当するケースもあり、アップデートが提供され次第、早めに適用することが推奨される。
主な脆弱性の内容は以下のとおり。
●深刻度:重大
■システム
概要:追加の実行権限を必要とすることなく、リモートでコードが実行されるおそれ
・CVE-2025-48530
■Qualcommクローズドソース コンポーネント
・CVE-2025-21479
●深刻度:高
■フレームワーク
概要:追加の実行権限がなくても、ローカルで権限を昇格されるおそれ
・CVE-2025-22441
・CVE-2025-48533
■Armコンポーネント
・CVE-2025-0932
■Qualcommコンポーネント
・CVE-2025-27038
■Pixel
・CVE-2025-26784
グーグルでは8月6日から1週間かけて、Android 16を搭載した「Pixel」シリーズ(Pixel 6以降)に対して、脆弱性の修正を含む月例アップデートを段階的に提供する予定。
同社以外のサポート中のAndroidデバイスについては、メーカーやキャリアなどの準備が整い次第、セキュリティーアップデートが提供されるものとみられる。













