7月30日午前、カムチャツカ半島付近で発生した地震による津波警報・注意報の影響で、ヤマト運輸、佐川急便、日本郵便の物流大手3社は集配業務を一時停止。その後、順次再開されたが、各地で配送遅延などの影響が続いている。
大手物流3社で配送の遅れが継続
7月31日11時現在の大手3社の状況は、それぞれ以下のとおり。
●ヤマト運輸
■集配業務の状況
・順次再開
■配送遅延
A.7月29日〜30日発送分
・全国から北海道行き
・北海道から全国行き
・関東から九州行きの一部
・九州から関東行きの一部
B.その他
・7月30日に集荷、配達を見合わせていた太平洋沿岸地域発着分
■今後の見通し
・7月31日以降に発送される荷物にも遅れが生じる可能性あり
●佐川急便
■集配業務の状況
・順次再開
■配送遅延(見込み)
・全国から北海道行き
・北海道から全国行き
・全国から静岡県行きの飛脚クール便
・静岡県から全国行きの飛脚クール便
●日本郵便
■集配業務の状況
・津波注意報が発令されている一部地域の配達、ポストやコンビニエンスストア等からの集荷を休止
■配送遅延(見込み)
・太平洋沿岸を中心とする地域発着の郵便物、ゆうパックなど
ネットオークションにも影響
物流の遅れの影響は、間接的に他のサービスへも影響を与えている。
ネットオークション大手「Yahoo!オークション」は7月30日、利用者に対して、今後荷物の集配制限や配送遅延、取引連絡の遅れ等が発生する可能性があると案内。
物流各社のサイトでの最新情報を確認した上で、必要に応じて取引相手に連絡するよう勧めている。













