このページの本文へ

松屋が「水を張らない田んぼ」で稲作を始めるらしい

2025年07月29日 18時00分更新

文● モーダル小嶋 編集●ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 松屋フーズ、NEWGREEN、芙蓉総合リースは、水稲の直播・節水型栽培を3社共同で進めています。

 水稲の直播・節水型栽培とは、水を張らない田に種籾を直接播き、その後湛水することなく雨水や走水といった補水のみで栽培する節水型の水稲栽培方法。バイオスティミュラント資材を使用し、稲の栄養素吸収率を高めることで水稲種の乾田栽培を可能にするとしています。

 この栽培方法は育苗・田植えや水管理を省力化することによる労働工数の劇的な低減に加え、農業分野で排出される温室効果ガスの多くを占めるメタンガスの削減効果が期待されています。

 松屋フーズと芙蓉リースは日本の農業が抱える数多くの課題解決の手段の一つとして本栽培方法に着目し、必要な資材の販売や栽培マニュアルの作成などを通じて本栽培方法の普及に努めているNEWGREENと共に本実証を実施するに至ったとのこと。

 千葉県木更津市において本栽培方法にて稲作を進め、松屋フーズの商品としての提供を念頭に置いた収量・品質検証のほか、本栽培方法がもたらす環境価値の活用余地を検討するとしています。

カテゴリートップへ

ASCII倶楽部

注目ニュース

  • 角川アスキー総合研究所

プレミアム実機レビュー

ピックアップ

デジタル用語辞典

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン