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業務を変えるkintoneユーザー事例 第272回

kintoneの可能性は“プラグイン”で無限に広がる

「おもちゃのように楽しくて仕方がない」 kintoneに魅せられた社員が3か月2000時間の業務削減

2025年07月25日 10時00分更新

文● 福澤陽介/TECH.ASCII.jp

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kintoneの可能性は“プラグイン”で無限に広がる

 傳農氏は、「kintoneは会社に与えてもらったおもちゃのようなもの。IT経験がなくても、思い描いたものが作れるkintoneはすごく楽しい」と参加者に呼びかける。ただ、一人で楽しむだけでは、駄目だという。

「大縄跳びに似ていて、誰かがつまずいてしまったら、工夫が必要になる。上手く飛び続けられれば、kintoneの可能性は無限に広がる。プラグインがあれば更に広がるので、サイボウズさんは、プラグインの上限引き上げを検討してください」(傳農氏)

kintoneの訴求は大縄跳び

 今後、スモリ工業は、傳農氏のようなkintoneアプリを作れるスタッフを増やし、会社の可能性を広げていく予定だ。最後に傳農氏は、「kintone hiveは活用事例の共有の場でもあるが、今まで携わった人たちに感謝する場でもある」と述べ、素敵なおもちゃを与えてくれた社長、伴走支援してくれた高山、そして社員に感謝の意を述べ、セッションを締めくくった。

 プレゼン後には、サイボウズ 東北営業グループの島谷昇孝氏から質問が投げられた。

島谷氏:導入が始まってからの知識の吸収量と幅が純粋にスゴイと思いました。

傳農氏:もともと新しいもの好きで、業務改善のためのツールだというのを置いておいて、本当に遊んでいるかのようにのめり込みました。

アフタートークの様子

島谷氏:抽選アプリと電子署名アプリで一気に社内浸透したという話がありましたが、今振り返ってどのようなアプリが効果を出しやすいと思いますか。

傳農氏:アプリを作る側は凝りたがりますが、いかに入力を楽にするかが需要です。すなわち、分かりやすいアプリを作れることが近道となります。

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