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ポータブルオーディオ関連イベント:ポタフェス&ヘッドフォン祭 第5回

ポタフェス 2025夏 秋葉原開催、会場で見つけた新製品、気になる製品!

2025年07月19日 10時00分更新

文● ASCII

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発売直前のフラッグシップイヤホンや高性能DACの参考展示、FIIO

 イベントでは毎回多くの製品が登場するFIIO。今回の注目は7月18日に登場したばかりの「FX17」。実売30万円弱のブランドとしてはかなり高額な製品で、8基の静電ドライバーを搭載。加えてリチウムマグネシウム振動板を採用したダイナミック型ドライバーと、Knowles製のBAドライバーを4基搭載した、かなり贅沢なマルチドライバー構成だ。ハウジングはチタン製となっている。

18年の探求が生んだ革新的な音響体験をうたうFIIOのFX17。

左側がパッケージ。引き出しでケースなどが収納されるかなり豪華な仕様となっている。

 日本初公開の製品としては平面磁界型イヤホンの「FP3 TC」にも注目。ドライバーは独自開発したもので第2世代14.5mm振動板を採用している。接続はUSB Type-Cとなっており、国内での販売価格や発売時期は未定だが、海外では99.99ドル(税別)で売られているということでなかなかリーズナブルな印象だ。384kHz/24bitの伝送に対応するなどDAC部分のスペックも高そう、ケーブルはMMCXタイプなのでリケーブルもできる。

FIIOの平面磁界型イヤホン「FP3 TC」、標準ケーブルはUSB Type-C端子でスマホと接続しやすい。

 一方でカジュアルなサブブランドSnowskyも展開。小型ヘッドホンアンプの「Snowsky MELODY」は、天然木の無垢材シェルを採用。高性能DSPとデュアルデコーディングDACを搭載し、端子は3.5mmと4.4mm。音声通話機能も持つようだ。メープルとウォールナットの2種類の木材が選べる。発売時期や価格は未定とのこと。

Snowsky MELODY

写真は割安でポップなSnowskyブランドのポータブルスピーカー「Snowsky ANYWHERE」も展示されていた。

ハイレゾ伝送にも対応したiFi audioのBluetoothアダプター

 iFi audioの「GO pod」はケーブル交換対応の有線イヤホンをワイヤレス化できるアダプター。Snapdragon SoundやLDACに対応し、96kHz/24bitの伝送にも対応する。「GO pod Air」は本体が軽量化してケースも持ち運びやすいものに変更。価格を抑えている。発売時期/価格は未定だが、海外価格は249ドル(税別)。「GO pod Max」はSoCをGO podの「QCC5144」よりも上位グレードの「QCC5181」に変更し、aptX Lossless、K2HD、アルミ製ボディ、大きいイヤホンも収納できるケースを採用している。発売時期/価格は未定だが、海外価格は599ドル(税別)となっている。

GO podシリーズの新製品2機種。

GO pod Airは持ち運びしやすく、手頃な価格にした機種。

GO pod Maxは音質にこだわる人に向けたハイエンド機種。

イヤーフック型でサイズ的には大体同じのようだ。

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