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ポータブルオーディオ関連イベント:ポタフェス&ヘッドフォン祭 第5回

ポタフェス 2025夏 秋葉原開催、会場で見つけた新製品、気になる製品!

2025年07月19日 10時00分更新

文● ASCII

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 e☆イヤホン主催の「ポタフェス 2025夏 秋葉原」が7月12日と13日にベルサール秋葉原で開催された。140以上のブランドが出展。各社が人気モデルを展示したほか、イベント初出展の製品も多く登場し、賑わいを見せていた。会場の展示から気になる製品をピックアップして紹介していこう。

レトロだけど新鮮、ガジェット感覚で楽しめるオーディオ

 ポータブルオーディオには最先端の技術が使われているが、最近増えているのが1980年代や1990年代の少し懐かしいデザインテイストを取り入れた製品だ。カセットテープやCDプレーヤーなどの新機種も登場し、所有感をくすぐる。

SK-M21C

 FIIOの「SK-M21C」は、カセットテープをモチーフにしたポータブルオーディオ用のケース。「FIIO M21」(実売6万円弱)を収納して使える。物理ボタンで再生/一時停止でき、装着すると、画面がテープに変わるギミックを持つ。ウォークマン Aなどでもあったコンセプトだが、大きさがテープに近いのでリアリティもある。実売価格は5500円前後。

写真のようなハードケースの中にプレーヤーを入れて使う。

カセットテープを使っている感じが出る。

 クラシカルなデザインで軽量のヘッドホン「Snowsky WIND」(実売4000円弱)と組み合わせるとさらに雰囲気が出るかもしれない。SnowskyはFIIOのサブブランドとして展開されており、価格を抑えつつポップなデザインのシリーズとなっている。

Snowsky WIND

ちなみに実際の昭和末期〜平成初期はこんな感じでした

 ソニーは「みんなが喜びそう」ということで、昭和〜平成のウォークマンを展示していた。ポップでカジュアルな雰囲気で1980年代のものとはまた違ったテイストがある。ポータブルオーディオの分野ではレトロデザインの製品が再注目を浴びているが、本物の昭和〜平成ウォークマンはこんな感じだった。カラーリングや1990年代末にはやった半透明デザイン、大きめの物理ボタンなどに懐かしさがある。改めてデザインの味わいを感じられた。

ソニーは歴代ウォークマンから一部を展示。

こちらは現行ウォークマンの分解モデル。ずっしりと重い右奥の銅ブロックを削り出してシャーシを作っている。最先端の技術を搭載しているのもまたポータブルオーディオだ。

真空管搭載のCDプレーヤー?

 ここのところ矢継ぎ早にCDプレーヤーを出しているSHANLING。ポータブルCDプレーヤー「EC Zero T」の中身はR2RのオリジナルDACと真空管を搭載した本格派というかかなりマニア度の高い内容。実売価格は9万9000円前後だ。

EC Zero T。CDが見える仕様で、物理ボタン付近のあしらいは1980年代の製品を思い出させる。

専用ケースに入れて肩に下げて持ち歩くこともできるそうだ。

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