Silent-Master NEO Z890をレビュー
超静音なRTX 5070搭載グラボのゲーミングPC、ベンチマーク中でもわずか約34.5dB
2025年07月20日 10時00分更新
NH-U12S+SMGの静音性はいかに?
では、Silent-Master NEO Z890
の静音性はいかほどなのか。CPUとビデオカードのどちらにも適度な負荷をかけるため、「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマーク」(以下、FF14ベンチマーク)で検証した。
解像度はWQHD(2560×1440ドット)、画質は「最高品質」に設定し、実行中の騒音値をPCの正面約30cmの位置から測ってみた。
スコアーは19726、評価は「非常に快適」。Core Ultra 7 265K+GeForce RTX 5070構成のサイコム製ゲーミングPC「Premium Line Z890FD」の過去データ(19737スコアー)とほぼ互角だった。つまり、静音に特化した構成だからといって、性能が下がっている気配はない。
騒音値はというと、PCの電源を切った状態の暗騒音が約32.5dBに対し、PCの電源を入れて無負荷で5分放置した状態(アイドル時)で約33.1dB。数値上は増えているものの、耳で聞く限りは違いがなく、電源が入っているのかどうかわからないほどだった。
FF14ベンチマーク実行中でも約34.5dBと静かで、わずかにファンの音が聞こえる程度。静音性に優れたCPUクーラーのNH-U12Sと、サイコム独自の静音ビデオカードの組み合わせは確かに静かだった。
静かなゲーミングPCが欲しい人なら必見
Silent-Master NEO Z890
は静音ゲーミングPCとして完成度が高い。性能と静音性の両立は難しいのだが、これほど静かに最新CPU&GPUを動かしているPCはそうないはずだ。
高性能なゲーミングPCは欲しいけれど騒音に悩みたくない、という人はもちろんだが、家族が寝静まったあとも使いたい、エンコードなどの処理を寝ている間に実行したいなど、夜中に使うことが多い人にもオススメできる。
今回は主に静音性をどう確保しているのかといった視点から紹介したが、次回は定番のベンチマークで性能をチェックしていこう。
なお、現在は「サイコム サマーキャンペーン 2025
」開催中なので、Silent-Master NEO Z890の標準構成価格は31万5440円となる。本稿で紹介したカスタマイズ構成でも37万1970円とお買い得なので、ぜひこの機会をお見逃しなく
お詫びと訂正:記事初出時、タイトルに誤りがありました。お詫びして訂正します。(2025年7月20日)
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