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Silent-Master NEO Z890をレビュー

超静音なRTX 5070搭載グラボのゲーミングPC、ベンチマーク中でもわずか約34.5dB

2025年07月20日 10時00分更新

文● 宮里圭介 編集●ジサトライッペイ/ASCII

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動作音が漏れにくい静音PCケースを採用

 いくら静音のCPUクーラーやビデオカードであっても、モーターの回転音やフィンの風切り音はいくらかは出てしまう。そこで、音をうまく閉じ込めて外部にもらさないようにするというアプローチも静音化の手段の1つだ。

 とはいえ、密閉しすぎるとエアフローが滞り、熱を逃がしづらくなる。つまり、密閉性とエアフローのバランスが重要なのだ。Silent-Master NEO Z890のPCケース、Cooler Masterの「Silencio S600」はそのほどよい均衡が取れたモデルと言っていい。

 サイドパネルに遮音材を貼り、さらに振動を抑えることで音漏れを軽減する。フロントパネルの内側にもやわらかな遮音材があり、前面の吸気ファンはもちろん、PCケース内部から発生する動作音がPCの正面に漏れづらくしている。

超静音なRTX 5070搭載グラボのゲーミングPC、ベンチマーク中でもわずか約34.5dB

フロントパネルの内側にも遮音材を装備

 ちなみに、吸気ファンの手前にあるフィルターは、ツールレスで着脱できる。ホコリがたまると通気が悪くなり、冷却性能が落ちてしまう。汚れやすい机の下にPCを置こうと考えているなら、マメに掃除したいところなので、このラクチン仕様はありがたい。

超静音なRTX 5070搭載グラボのゲーミングPC、ベンチマーク中でもわずか約34.5dB

フィルターは上部のツメを軽く押さえると、パカッと開いて外せる

 フロントインターフェースは、USB Type-A(USB 3.2 Gen 1)が2つと、ヘッドセット端子を搭載。USB Type-Cがない点は惜しいが、SDカードリーダーはありがたい存在だ。

超静音なRTX 5070搭載グラボのゲーミングPC、ベンチマーク中でもわずか約34.5dB

フロントにはSDカードリーダーもある

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