サイボウズは、2025年7月13日より、ノーコード・ローコードツール「kintone」において、AIが業務プロセスの設計と設定を支援する「プロセス管理設定AI」を提供開始した。開発中のAI機能を無償で試せる「kintone AIラボ」から利用可能だ。
同機能は、kintoneのプロセス管理設定画面で利用できる。対話形式で実現したい業務や要件を入力すると、AIがフォームの設定情報を自動で読み取り、最適な業務フローの設計とプロセス管理の設定を提案する。提案内容はワンクリックで設定画面に反映させることができ、設定作業を大幅に効率化できる。
「プロセス管理設定AI」の主な特徴は以下の通り。
1.AIと対話するだけで設定可能
プロセス管理を利用したことがなくても、実現したい業務内容を普段の言葉で伝えるだけで、AIが設定完了までサポートする。
2.業務に合った最適なフローを提案
「差し戻し」や「再申請」といった業務プロセスの考え方に基づき、業務に合った、実用的なワークフローを提案する。
3.フロー図を見ながら柔軟に設定変更
「やっぱりこうしたい」という変更も、AIに伝えるだけですぐに反映。視覚的なフロー図を確認しながら少しずつ調整できる。
4.フォームを読み取りワンクリックで反映
AIがフォーム情報を理解した上で提案するため、設定には整合性が担保され、手戻りを防ぐ。提案内容は、ボタン一つで設定画面に反映され、作業時間をさらに短縮可能だ。
kintone AIラボでは、アプリに蓄積されたデータを検索する「検索AI」やAIに相談しながらアプリを生成する「アプリ作成AI」も提供されている。サイボウズでは、同ラボを通じて、順次開発中のAI機能を展開し、継続的に機能改善を図る方針だ。






