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アイ・ペアーズ、軽量・安定の国産モーションキャプチャー補正ソフト『n-Links Retarget』を発表

アイ・ペアーズ株式会社
2025年07月02日

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アイ・ペアーズ株式会社
ヤマハ株式会社『GPAP』連携に対応バーチャルプロダクションの制作効率と柔軟性を大幅に向上




製品ページURL:https://i-pairs.co.jp/service/n-links/


アイ・ペアーズ株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:伊藤 衛)は、CGキャラクターによるライブ等のリアルタイム収録に最適なモーションキャプチャー補正アプリケーション『n-Links Retarget(エヌリンクス リターゲット)』を発表いたします。


  VTuberやバーチャルキャラクターによるライブ等では、モーションキャプチャーシステムにより人間の演者の背の高さや腕・足の長さで収録されたデータを、CGキャラクターの背や腕・足のボーンに違和感なく変換する「リターゲット処理」が欠かせません。


このたび当社が開発した『n-Links Retarget』は、ライブやTV番組・映画の制作現場で長年数多くのモーションキャプチャー収録を行う当社のノウハウを活かした自然なリターゲット処理を組み込み、運用するオペレーターの利便性、マルチプラットフォーム対応でタブレットでも動作する軽量さ、長時間収録に耐えうる安定性・冗長性を備えた新世代のリターゲットソフトウェアとなります。


■『n-Links Retarget』概要
・光学式/慣性式モーションキャプチャーデータのリアルタイム制御に最適。
・Windows/Mac対応。iOS/Androidタブレットでも動作可能。
・VRM/FBX等各種3Dモデルファイルの読み込み対応。
・自動で自然なリターゲット。頭や身体の向き、足の接地、腕の位置の追加調整も簡単。
・リターゲット後の動きを画面でプレビュー可能。VRMの揺れものにも対応。
・複数送信元からのモーション受信に対応。OptiTrack/Xsens混在も可能。
・最大120Hzの高フレームレートでモーションリターゲットデータを送信可能。
・複数のレンダリングシステムへのリターゲットデータ同時送信に対応。
・バックアップ用に2台でリアルタイム同期可能。PCとタブレットなど別OS間も可。
※詳細はこちら:https://i-pairs.co.jp/service/n-links/


■ヤマハ株式会社『GPAP』と連携、モーション・表情データの記録・後編集が可能に
n-Links Retarget』と、ヤマハ株式会社が開発するマルチメディアデータの記録・再生技術『GPAP(ジーパップ)』との連携により、モーションキャプチャーデータを汎用的に記録・編集・再生可能とする新技術を共同開発いたしました。
『n-Links Retarget』はOSC(Open Sound Control)形式でリターゲット後のモーションキャプチャーデータを送出します。『GPAP』がこれを受信することで、オーディオデータ同様にDAW上でモーションデータの録音・再生・カット&ペースト編集・バージョン管理が可能となります。
従来は再収録が必要であったモーション・表情データの後編集(差し替え、タイミング調整など)が可能となり、制作フローの柔軟性が大幅に向上いたしました。


『GPAP』との連携についてはヤマハ株式会社のリリースをご覧ください。
https://www.yamaha.com/ja/news_release/2025/25070201/

■『n-Links』について
『n-Links(※商標登録出願中)は3Dモデルを使用したコンテンツ制作において、従来のリアルタイムモーションキャプチャーで懸念される技術的負荷(機材・人材)を簡易化およびシステムトラブルの可能性を低減することで、システムの安定性と低コスト化を実現し、個人・法人を問わず幅広いユーザーがリアルタイムにコンテンツを発信できるようにすることを目的として開発されたアプリケーション群です。
『n-Links Retarget』の他、表情操作アプリケーション『n-Links Facial』も今回同時にリリースいたします。音声入力によるリップシンクに対応し、キーボード操作以外にゲームコントローラーのアナログ操作による柔軟な表情コントロールが特長です。


各ソフトウェアの紹介はこちらの動画をご覧ください。