LINEヤフーは7月2日、学校と保護者間の連絡システム「LINEスクール 連絡帳」において、10月1日より「集金機能」を新たに提供すると発表した。これにより、集金にかかる学校と保護者双方の負担軽減を目指す。また、提供開始に合わせて、8月20日利用申込分までを対象とした期間・校数限定の無償キャンペーンも実施する。
LINEで集金依頼から支払いまで完結、手数料は業界最安水準
「LINEスクール 連絡帳」は、学校と保護者が「LINE公式アカウント」を通じて連絡できる、基本機能無料の連絡システムだ。今回新たに追加される「集金機能」は、同サービスのベーシックプラン向けオプションとして提供される。
この機能により、学校側は教職員専用の管理画面から、保護者への支払い依頼や支払い期限に合わせたリマインドの自動送信、支払い状況の確認が可能になる。保護者には各学校のLINE公式アカウントから支払い依頼が届き、そのままトークルーム上で支払い手続きに進めるため、お知らせの見逃しや支払い忘れを防ぎやすいのが特徴だ。
支払い方法は、10月時点では口座振替に対応し、順次クレジットカードやコンビニ決済も追加される予定で、保護者は自身の都合に合わせて支払い方法を選択できる。
学校は本機能の利用で、口座振替の登録や入金・未納者の管理、督促といった一連の事務作業や電話連絡を自動化でき、教員の業務負担軽減が期待できる。保護者にとっても、手間なくスムーズな支払い手続きが実現する。
利用料金は「LINEスクール 連絡帳 ベーシックプラン」の料金に加え、オプション利用料金と各種手数料が必要となる。決済手数料は業界最安水準の1.79%(決済金額3800円以上の場合。3799円までは68円)となっており、少ない負担で安全かつ円滑な集金業務を導入できる。
また、8月20日までに利用を申し込み、諸条件に同意した国公立の小中学校5校、高等学校5校の計10校を対象に、2026年3月末引き落とし分まで決済手数料も含めて集金機能が無償で利用できるキャンペーンを実施する。















