LGエレクトロニクス・ジャパンは7月1日、世界初の透過型ワイヤレス4K有機ELテレビ「LG SIGNATURE OLED T」の受注を開始した。77型モデル(OLED77T4PJA)の直販価格は1100万円。出荷は11月1日以降を予定している。
最大の特徴は、まるでガラスのように透明な有機ELディスプレー。ディスプレーの向こう側の自然光や景色を遮らないため、従来のテレビのような圧迫感もなく、インテリアとして空間の広がりを演出できる。
没入感のある映像を楽しみたいときは、「T-Curtain Call」機能を使うことで、黒いディスプレーに切り替えることも可能だ。
ディスプレー本体は映像出力に特化した設計で、各種端子やテレビチューナーを搭載した専用デバイス「ZeroConnect Box」とのセット運用が基本。両者の間は無線接続で、最大4K120Hzの映像伝送に対応する。
映像エンジンには「α11 AI Processor 4K」を搭載。AIを活用した映像の再構成や音声の最適化により、美しく鮮明な映像とクリアな音声を楽しめるという。
OSは同社独自の「webOS」で、さまざまな動画配信サービスに対応。OSのアップデートについては、2029年までの間に最大4回分が保証されている。















