デルテクノロジーズは6月26日、ハイエンドノートPC「Dell 14 Premium」と「Dell 16 Premium」を発表した。Dell 14 Premiumは同日より販売開始、Dell 16 Premiumは一部構成に限って同日より予約販売が開始された。
Dell Premiumは、XPSシリーズの後継にあたる新シリーズ。デルが掲げる新ブランド「Dell」「Dell Plus」「Dell Premium」「Alienware」の中で、ゲーミングを除いた一般向けノートPCとしては最上位に位置づけられる。
発表会で登壇した同社の松原氏は、Dell Premiumは「最新テクノロジー搭載」、「唯一無二のデザイン」、「デルの上位サービスを体験」をコンセプトとしているとコメント。
具体的には最新のCore Ultraプロセッサー(シリーズ2)、32GB標準メモリー、RTXグラフィックス、高速インターフェースなど、妥協のないハイスペック構成。
また、CNC削り出しアルミボディやGorilla Glass製タッチパッドなど、XPS譲りの高品質デザインを採用。ディスプレーは2K非光沢とOLEDから選べ、いずれもDolby VisionやEyeSafeなどに対応。
そのほか、リモート診断後のオンサイト対応「Dell Care Plus」や、落下・水濡れなどの事故をカバーする「アクシデンタルダメージサービス」が1年間無償で付属し、安心のサポート体制が整っているとした。
Dell 14 Premium
14.5インチディスプレイを搭載するDell 14 Premiumは、インテルCore Ultra 7 200Hプロセッサーを採用。標準でインテルArcグラフィックスを備え、オプションでGeForce RTX 4050(6GB GDDR6/TGP最大30W)を選択可能。
メモリーはオンボードのLPDDR5xで、最大64GBに対応(RTX搭載時のみ)。転送速度は最大8400MT/s(標準構成では6400MT/s)。ストレージは最大1TB SSDを搭載可能。
ディスプレーは2種類を用意。バッテリー重視のユーザーには、非光沢・高輝度500nits/100% sRGBの2K液晶(1920×1200)、映像重視のユーザーには、反射防止加工・高輝度400nits/100% DCI-P3対応の3.2K OLEDタッチパネル(3200×2000)をラインアップ。いずれも120Hzの可変リフレッシュレート、Dolby Vision、ブルーライトカット機能(EyeSafe)に対応する。
本体サイズは幅320×奥行216×高さ18mm、重量は2K液晶モデルで約1.66kg、OLEDモデルで約1.72kg。
価格は、Core Ultra 7+32GBメモリー+512GB SSD構成で29万9000円。RTX 4050・1TB SSD搭載の上位構成で40万4600円となる。
Dell 16 Premium
Dell 16 Premiumは、16.3インチディスプレーを搭載し、パフォーマンスに特化したモデル。CPUはインテルCore Ultra 7/9 200Hプロセッサーを搭載している。
グラフィックはすべてビデオカードを標準搭載し、現時点ではRTX 5060を選択可能、7月15日以降にRTX 5050、8月にはRTX 5070モデルが追加される予定。TGPはそれぞれ最大45W(5070のみ55W)。
メモリーは標準で32GB(LPDDR5x 7467MT/s)、RTX 5070構成では最大64GB/8400MT/sに対応。ストレージはすべて1TB SSDとなる。
ディスプレーは非光沢・高輝度500nits/100% sRGBの2K液晶(1920×1200)と、反射防止加工・高輝度400nits/100% DCI-P3の4K OLEDタッチディスプレー(3840×2400)を選択可能。
本体サイズは幅358.1×奥行240×高さ18.7mm、重量は最小構成で2.06kg。参考価格は、Core Ultra 7+32GBメモリー+1TB SSD+RTX 5060構成で44万3000円。Core Ultra 9+RTX 5060構成では52万5500円となる。



















