ソフマップのエントリー向けゲーミングPCを試す

10万円未満で買えるゲーミングPCの実力は? 話題のゲームで試してみる

文●タカフグ 編集●ASCII

提供: ソフマップ

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コスパを重視したエントリー向けスペック

 SL57XB35H 16G5GWHのスペックは、CPUに「Ryzen 7 5700X」、ビデオカードには「GeForce RTX 3050」を搭載している。最新の構成とまではいかないが、どちらも3年ほど前に発売されたもので現在でも十分に通用する世代のパーツとなる。

PCケース内部の様子。PCケースに合わせて、ビデオカードなども白いモデルを採用している。

 メモリーはDDR4-3200で16GB搭載、ストレージはNVMe SSDで容量は512GBとなる。昨今の大型ゲームタイトルだと、ゲームファイルの容量が50~80GBほどある場合も珍しくないので、あまり多くのゲームを同時にインストールしておくことはできないが、大抵の場合、日常的に遊ぶゲームは多くて2、3本程度だろう。たまに遊ばないゲームを消すようにしておけば問題ないはずだ。

 まずはゲームのロード速度やOSの起動などに関わる、ストレージの速度をチェックしてみよう。ここでは、「CrystalDiskMark 8.0.6」で速度を計ってみた。

CrystalDiskMark 8.0.6の計測結果。シーケンシャルリードが約3669MB/s、シーケンシャルライトが約1281MB/sだ。

 ストレージの速度は、読み込みが最大約3669MB/s、書き込みが最大約1281MB/sとなっていた。安価なHDDと比べて、SSDは読み込みが圧倒的に高速なので、ゲームのロードなどもあまりストレスなくプレイできるだろう。

 それでは、肝心のゲームパフォーマンスをベンチマークで検証してみよう。まずは、グラフィック描画性能を計る「3DMark」の各テストでスコアを計測した。

3DMark各テストの計測結果

 GeForce RTX 3050は、GPUとしてはエントリー向けの製品となる。主なターゲットは、フルHD解像度(1920×1080ドット)でのゲーミングだ。

 フルHD解像度/DirectX 11でのテストとなる「Fire Strike」は高いスコアを発揮している。また、WQHD解像度(2160×1440ドット)/DirectX 12のテストである「Time Spy」も十分なスコアと言える。

 一方、4K解像度(3840×2160ドット)のテストである「Fire Strike Ultra」「Time Spy Extreme」ではそれほどスコアが伸びていない。「Port Royal」「Speed Way」といったレイトレーシング向けのテストも含め、重い設定でゲームを遊ぶのはさすがに荷が重いかもしれない。

 では、実際のゲームの動作はどうか、ベンチマークで確かめてみよう。「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマーク」でスコアとフレームレートを計測した。

ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマークのテストにおけるスコア。公式の快適度指標では、フルHDが「快適」、WQHDが「やや快適」、4Kが「設定変更を推奨」といった評価になる。

それぞれの解像度でのフレームレート

 グラフィック設定は「最高品質」としてテストしている。フルHDのテストであれば、スコア評価は「快適」となった。高解像度でのゲームプレイはやや厳しいが、フルHDならフレームレートは平均で70fps程度と、ゲームプレイは可能なスペックであるとわかる。

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